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コラム 記者ワープロ

ネパール復興の糧に JICA研修で現地行政職員

(11/9)

花巻の後方支援学ぶ

JICA主催の青年研修事業で花巻市役所を訪れたネパールの研修員ら

JICA主催の青年研修事業で花巻市役所を訪れたネパールの研修員ら

 国際協力機構(JICA)が主催する青年研修事業で8日、ネパールからの研修員が関係者と共に花巻市役所を訪れ、東日本大震災など自然災害への対応や被災地支援について市職員の講義を受けた。ネパールでは2015年に大規模な地震が発生しており、有事の対応や復興への取り組みを学ぼうと研修に臨んだ。

 訪れた研修員はネパールの行政職員らで、防災や災害復興に携わる男女15人。

 代表で国家復興庁ドラカ小地域事務所上級技官のシャルマ・ハリ・プラサッドさん(40)が「被災者対策などを学び国の復興に役立てたい」と述べ、亀澤健副市長が「皆さんにとって研修が実り多いものになることを願う」と歓迎した。

 講義では、市の担当者が、震災当時、市内にある県内唯一の空港に設けられていた広域搬送医療拠点の活動支援に取り組んだことや、現在も沿岸からの避難者に対する見守りや相談対応を継続していることなどを説明。防災対策では、携帯電話やスマートフォンによる緊急速報メールの配信やラジオを活用した災害情報の発信、ハザードマップの作成などを紹介した。

 考古学局古文書係のハダ・ラッジュさん(31)は「ネパールでも利用者が増えている携帯電話やスマートフォンを使った情報伝達はいい方法」と参考になった様子。ゴルカ郡開発事務所技術科技官のグルン・マンジュさん(28)は「災害マップはネパールにもあるが、あまり知られていない。どこに逃げるかなどが示してあり、役に立ちそうだ」と話した。

 同日はこのほか、ネパールの学校と姉妹校協定を結んでいる花巻小学校の児童らと交流するなどした。日程は15日までで、期間中は陸前高田市や釜石市など沿岸被災地も訪問する予定。