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コラム 記者ワープロ

「下ノ畑」白菜豊作 南城小児童が収穫

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賢治ゆかりの「下ノ畑」で育てた白菜を収穫する南城小の児童

賢治ゆかりの「下ノ畑」で育てた白菜を収穫する南城小の児童

 花巻市立南城小学校(紺野盛校長)の5年生89人は17日、同市桜町にある宮沢賢治自耕の地「下ノ畑」で育てた白菜を収穫した。仙台市の「食の学人の会」(高橋信壮代表)による取り組みで、地元の下ノ畑保存会(菅野將勝会長)が栽培指導などを担当。同日はあいにくの曇り空だったが、郷土の偉人ゆかりの畑には、大きな白菜を抱える児童の笑顔があふれた。

 児童は、高橋代表や保存会の関係者に指導を受けながら作業に臨んだ。9月に植えた苗とは見違えるほどに成長した白菜を、アドバイス通り横倒しにして包丁で切断。両手で抱え上げ「大きい」などと歓声を上げた。

 高橋代表によると、国産白菜は賢治の詩「白菜畑」でも語られる中国原産の芝罘(チーフー)系品種から、宮城県塩釜市の浦戸諸島で大正時代に種を採ったのがルーツ。食の学人の会では、こうした白菜食文化を活用した学びの一環で、2012年から下ノ畑での栽培活動に取り組んでいる。

 畑に近い南城小学校では、13年から活動に参加。現在は、食の学人の会を通じて白菜の採種文化について学んでいる塩釜市の浦戸小学校を、修学旅行の際に6年生が訪れるなど、白菜を縁にした交流も進んでいるという。

 収穫した白菜は、児童が一つずつ自宅に持ち帰るほか、調理施設が同じ南城、花巻の両小学校と南城中学校の給食で提供される予定。重さ3・2キロの白菜を収穫した安部和真君は「予想以上に重く大きい白菜が取れた。鍋にして食べたい。賢治先生と同じ畑で白菜を育てられてうれしい」と笑顔を見せていた。