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コラム 記者ワープロ

果実酒で認定、県内初 農業、地域活性化に期待膨らむ

(12/1)

花巻クラフトワイン・シードル特区

 花巻市は、内閣府の構造改革特別区域計画「花巻クラフトワイン・シードル特区」の認定を受けた。果実酒での特区認定は県内で初めてで、適用される特例措置は「特定農業者による特定酒類の製造事業」「特産酒類の製造事業」の2種類。小規模な施設でも、酒類製造免許を取得した上で地場産の果実酒を造ることができるようになり、農業者の所得や生産意欲の向上などが期待される。

 認定は11月29日付で、事業区域は市内全域。特区認定により、農家レストランや民宿などを経営し、自らが生産した果実を原料とした果実酒を提供する特定農業者に対し、酒類製造免許に係る最低製造数量(年間6000リットル)が適用されないことになる。

 さらに、市内で生産された「ブドウ」「リンゴ」「西洋梨」「ブルーベリー」「梅」を原料とした果実酒やリキュールの最低製造数量が、果実酒は年間2000リットル、リキュールは年間1000リットルにそれぞれ引き下げられ、これにより小規模な事業主体でも酒類製造免許を受けることができるようになる。農家や農家レストラン事業者による醸造を通じた地域活性化、新規就農や移住による担い手確保といった波及効果も想定される。

 市内には果実酒やリキュールの製造に関心を持つ人が多く、市は今後、既存のワイナリーや県工業技術センターと連携し、免許取得や事業化に向けた支援に取り組む考え。市総合政策部秘書政策課の伊藤昌俊課長は「地元の果実の活用可能性が拡大するほか、農業だけでなくワイン造りもしたいという人たちの移住の受け入れ、観光面などの広がりが考えられる」と話している。

 特区認定をめぐっては市が9月13日に内閣府に申請。第41回となる内閣府の構造改革特区計画では、花巻市を含め全国で9件が新たに選ばれた。