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コラム 記者ワープロ

総合花巻病院移転整備 総事業費86億9000万円

(12/3)

来年度着工19年度開業
基本構想まとまる

 花巻市御田屋町の旧県立花巻厚生病院跡地を候補に検討が進められていた同市花城町の総合花巻病院の移転整備で、基本構想がまとまった。2日に開かれた市議会議員説明会で、市と病院が明らかにした。当初案で98億9000万円と見込んでいた総事業費は、86億9000万円まで圧縮。約30億円とされていた市に対する補助要請も、19億7500万円まで減額となる見通しだ。

 説明会は市役所本庁舎で開催。市は上田東一市長や佐々木忍副市長、病院は大島俊克理事長らが出席し、11月30日の移転整備検討委員会で採択した基本構想を説明した。

 説明によると、入院、外来機能を備えた病院施設を中心に、高齢者向け生活介護施設や高等看護専門学校などを整備。病院施設の病床数は今後の人口減を見据え当初案より10床少ない188床に変更。このうち46床を地域包括ケアに充てるが、患者実態に合わせて柔軟な対応が可能という。

 総事業費は、認可型を想定していた保育施設を15人の地域枠を含む事業所内保育型に変更するなどし、全体で約12億円圧縮した。これに伴い、市への補助要請も当初案から減少。佐々木副市長は「(国の制度による)都市機能立地支援事業15億5000万円の2分の1に、単独補助12億円を合わせた19億7500万円が市の持ち出しになる」とした。

 現行の内科や外科などに加え、総合診療科などで常勤体制を整備。産婦人科については、体制が整った際に出産の受け入れを検討するという。それまでは助産師外来を設けて出産前後の妊婦指導などに対応するほか、産後ケア施設についても開設を検討していく考えだ。

 今後2019年度の開業に向け、17年度着工の前提となる地質調査、測量調査が行われる予定。大島理事長は「花巻市の入院医療を守り、継続させ、まちづくりの役割の一端を担いたい。移転整備で総合花巻病院は大きく生まれ変わったと評価していただけるよう力を尽くしたい」とした。