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コラム 記者ワープロ

アイオー精密(花巻)がGP グッドカンパニー大賞

(12/8)

グッドカンパニー大賞のグランプリに選ばれたアイオー精密の工場。製造ラインを構成する機器の部品など、多品種少量生産による業績拡大などが評価された

グッドカンパニー大賞のグランプリに選ばれたアイオー精密の工場。製造ラインを構成する機器の部品など、多品種少量生産による業績拡大などが評価された

変種変量生産で成長 県内で初受賞

 工場の制御システム機器に使われる精密金属部品などを製造するアイオー精密(生産本部花巻市東十二丁目、鬼柳一宇代表取締役社長)は、経済的、社会的に優れた中小企業をたたえる「グッドカンパニー大賞」のグランプリに輝いた。多品種少量生産に特化した製造業として、独自のビジネスモデルによる業績の伸長などが認められたもので、最高賞のグランプリの受賞は本県で初めて。2017年2月1日に東京都で表彰式が行われる。

 1977年に創業した同社は80年代後半、量産品の製造から、生産用機械器具など変種変量の加工品の供給へと方向転換。国内外に工場を増設し、短納期、安定供給を掲げて生産効率の向上や技術者育成に努めてきた。

 業績は2000年の約28億円から15年には約67億円と倍以上に拡大。約400人の技術者を抱え、多品種少量生産の受託型加工業としては国内最大規模を誇る。生産する部品は、自動車や電子部品の製造ラインを構成する生産設備などに使われており、オンライン受注システムや社員の加工実績のデータベース化など、ITを駆使した同社独自の管理システムで収益性向上を図っている。

 今後は新本社工場(同市東十二丁目地内)の建設、稼働により一層の生産効率化が図られるといい、海外市場への展開などにも力を入れる方針。

 来年の創業40周年を前にグランプリを受賞したことについて、鬼柳一宏代表取締役専務は「これまでの当社の取り組みや社員の努力、工夫が評価されて最高の賞を頂くことができた。うれしさよりも驚いているが、経営課題ややりたいことはまだある。会社、社員が豊かになる状況をつくっていけるよう、さらに精進したい」と話している。

グッドカンパニー大賞

 公益社団法人中小企業研究センターが1967年に創設。全国の中小企業の中から経営の刷新、技術開発、市場開拓、流通改革の各分野で優れた成果や業績を挙げ、今後も進展が期待される企業を表彰している。第50回の今回は、同社と金属熱処理加工業東研サーモテック(大阪府)がグランプリに選ばれた。