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コラム 記者ワープロ

遊休不動産の活用学ぶ 花巻市女性のつどい

(12/13)
リノベーションまちづくりについて語る上町家守舎の小友代表取締役

リノベーションまちづくりについて語る上町家守舎の小友代表取締役

小友氏(上町家守舎)講演

 2016年度花巻市女性のつどいは11日、同市花城町のまなび学園で開かれた。マルカン大食堂の復活を目指す上町家守舎の小友康広代表取締役が講演し、遊休不動産を活用して交流人口拡大や雇用創出を図る「リノベーションまちづくり」をテーマに、人口減少時代でも豊かで幸せな生活を実現する方法について解説した。

 同市の地域婦人団体協議会や交通安全母の会連合会、JAいわて花巻女性部花巻地域支部などでつくる市女性団体ネットワークの会が主催し、約140人が聴講した。

 リノベーションまちづくりは、「徒歩5分圏内の特定エリアの遊休不動産を活用して統一ビジョン・コンセプトを実現し、その場に集まる人、働く人を増やす」考え方。

 「補助金に頼らない」「遊休不動産の活用」といったポイントについて、「報告義務や公共性にとらわれるとスピードや採算性が失われる」「壊して新築は回収が難しい。まちの景観・歴史も維持しながらもうけやすい」などそれぞれの理由を説明し、「人口減少、経済停滞時は、利益を生み出す営業や差別化、コスト削減を得意とする民間主導のまちづくりが求められる」「チャレンジする面白い大人を駅前に集めたい」と主張した。

 マルカン大食堂については、「今まで花巻に遊びに来た友達100人以上を連れて行った大切な場所」と思い入れを語り、運営再開に寄付を募ることや、花巻家守舎とはビジョンが異なることから上町家守舎を設立した経緯を説明。

 上町家守舎のビジョンは「マルカン大食堂を可能な限りそのまま残すこと」と強調するとともに、食堂が復活した後はマルカンの集客力を利用し、上町の遊休不動産を使った地域活性化なども展望した。

 耐震よりも機器設備が高額なことなども明かし、来年2月を目指す食堂再開については「いつになるか分からないとしていたら、従業員が別会社に就職する。雇用、あの味を守ることが最も重要だ」とし、「リノベーションまちづくりに必要なのは志とそろばん。自分が欲しい暮らしをつくる『行動力』、それを続けるためにもうける『経営力』の両方がないと成功しない。その両輪があれば誰でもできるので、皆さんも挑戦してほしい」と締めくくった。