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コラム 記者ワープロ

花農米100%で酒造り 来月20日ごろ完成 生徒が仕込み作業見学

(12/25)
花巻市石鳥谷町の「川村酒造店」で進む花巻農高の米100%で造る日本酒の仕込みを見学する生徒

花巻市石鳥谷町の「川村酒造店」で進む花巻農高の米100%で造る日本酒の仕込みを見学する生徒

 花巻市石鳥谷町好地の合資会社「川村酒造店」(川村祐基社長)で、県立花巻農業高校(軍司悟校長)の米100%で造る日本酒の仕込みが行われている。23日には同校の生徒が同社を訪れ、原料を段階的に増やして安定的に発酵させる「三段仕込み」の工程を見学した。同社によると、2017年1月20日ごろに生酒が出来上がるという。

 同日は生物科学科の2年生8人が、木田深教諭と同社を訪問。蔵元の川村直孝さんが、あらかじめ酵母を培養して増殖させた酒母に、蒸米とこうじと水を3回に分けて量を増やしながら加えていく三段仕込みの作業について説明した。

 生徒は、タンク内の原料をかき混ぜて均質な発酵を促す「櫂(かい)入れ」を一部体験。搾りたての原酒の香りも確認した。酒蔵を初めて訪ねたという佐藤さやかさんは「炊きたてのお米もいい香りだけど、お酒もとてもいい香り。大人になるのが楽しみ」と笑顔を見せた。

 同校では、加工による米の活用や地元産業について学ぼうと、3年前から日本酒の製造を依頼。これまでは別の米とのブレンドだったが、今回はひとめぼれ1700キロを使用し、初めて花農産100%の日本酒造りに取り組んでいる。

 名称は既に宮沢賢治ゆかりの「精神歌」にちなんだ「ヒカリノミチ」と決定しており、今後はオリジナルのラベル作りも進められる予定。川村さんは「出来上がったお酒は販売もするけれど、一部は取り置きしておくつもり。将来、成人を迎えた記念などに飲んでもらえればうれしい」と話している。