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コラム 記者ワープロ

「ネクタイを締めた百姓一揆」 5月28日に初上映会

(2/8)

駅誘致描いた長編

花巻市上町の旧マルカン百貨店で開かれた映画「ネクタイを締めた百姓一揆」上映実行委員会の記者会見。5月に初の上映会を開くと発表した

 日本初の新幹線請願駅となったJR新花巻駅誘致のエピソードを描いた映画「ネクタイを締めた百姓一揆」の上映実行委員会(小原良猛委員長)が7日、花巻市上町の旧マルカン百貨店で記者会見し、5月28日に同市若葉町の市文化会館で初の上映会を開催すると正式に発表した。今作が自身初の長編となる河野ジベ太監督は「大きな目標でも人と人の思いを紡いで成し遂げることができるという映画。ぜひ多くの人に見てほしい」と期待を寄せる。

 映画は、同市花城町の渡辺勤さんの著作「新花巻駅物語り 甚之助と万之助」(1985年初版発行)を基に製作。当初は計画のなかった花巻への駅誘致を目指して結成された市民団体「東北新幹線問題対策市民会議」の議長を務めた小原甚之助と、当時の花巻市長だった藤田万之助らの奮闘を軸に描いている。

 河野監督はタイトルについて「ただの民間団体が、ネクタイを締めて国鉄や国など巨象のような大きな相手に真正面から挑んでいった。『百姓一揆』には東北人の粘り強さも込められている」と説明。約14年をかけて85年に実現した駅誘致の取り組みが、追い詰められた農民の蜂起に重なることに言及した。

 2012年に製作発表し、14年9月クランクイン。約500人のエキストラによる市民総決起大会のシーンで、16年5月にクランクアップした。初上映を皮切りにロケ先での公開にも順次取り組むほか、盛岡市の県公会堂でも上映を計画。実績を重ねながら資金協力を呼び掛け、最終的に劇場での公開を目指す。

 甚之介の孫に当たる小原委員長は、「素人ばかりでここまできた。身内の話で恥ずかしい気持ちもあるが、東日本大震災後のまちづくりにも参考になるはず。自分たちのまちを創造するのは、われわれ市民だということを伝えたい」としている。

 上映会についてはインターネット交流サイト(SNS)などでも情報発信する。

 問い合わせは小原委員長=090(3120)6638=へ。