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コラム 記者ワープロ

極限でも「感謝」忘れず 身照寺の牛崎副住職

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牛崎副住職(中央)の帰山報告式で行われた水行

「壱百日大荒行」達成

 【花巻】花巻市石神町の身照寺(牛崎海秀住職)の牛崎海瑛副住職(23)が日蓮宗の「壱百日大荒行」を達成し、12日に同寺で帰山報告式が行われた。牛崎副住職は檀信徒や家族の支えに感謝を伝えるとともに、「これからご恩を返して参りたい」とさらなる精進を誓った。

 世界三大荒行の一つとされる同荒行は、千葉県市川市の日蓮宗大本山法華経寺で毎年11月1日から翌年2月10日まで行われる壮絶な修行。早朝3時から深夜11時まで1日7回冷水で身を清めるほか、それ以外の時間は眠りを断ち、食事はわずかなかゆをすするのみで読経に明け暮れる。

壱百日大荒行を達成し、帰山報告式に臨んだ牛崎副住職

 同日は檀信徒ら約400人が集まる中、牛崎副住職とともに修行した東北地方の僧侶10人が水行や読経を行い、荒行の無事成満を報告した。

 牛崎副住職は「耐えられるか不安で、勇気を振り絞って入った。空腹、睡魔に苦しみながら1日十数時間の読経。やり遂げられるとはとても思えなかったが、苦しい時は檀信徒や師匠、家族の顔を頭に浮かべた」と過酷な日々を振り返り、「つらいことも、自分のためになると『感謝』すれば乗り越えられることを学んだ」と語った。

 父親で師匠でもある牛崎住職は、自身が同荒行を3度くぐり抜けた経験を踏まえ、「厳しい修行でどん底に落ち、はい上がることで心身が鍛えられて帰ってきた。多くの社会の皆さんに、恩返ししてほしい」と期待した。