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コラム 記者ワープロ

震災経てなお輝き るんびにい美術館 東北3県の伝統工芸展示

(2/18)

震災を契機に生まれた作品などを紹介している企画展「命は創造をやめない」

 東日本大震災の発生6年に合わせ、花巻市星が丘のるんびにい美術館で企画展「命は創造をやめない―震災を越えて生まれるものたち」が開かれている。震災を契機に作られた芸術作品、震災を経て継承された伝統工芸品を展示。深い悲しみの中にあっても創作を続ける人たちの「命の力強さ」を伝えている。3月17日まで。

 甚大な被害を受けた岩手・宮城・福島の3県の9団体・個人が、刺し子作品や絵画、手芸など100点余りを出展した。

 福島県浪江町に300年にわたって伝わる大堀相馬焼は福島第1原発の事故により窯元が離散したが、避難先で工房を再建して作陶に再び取り組む人たちが現れ、伝統が守られた。同展では、陶器が冷める時に表面に入る「青ひび」などが特徴の急須や湯飲みといった大小約20点が並ぶ。

 同原発事故で避難指示区域となった同県南相馬市小高区の「小高天織」は、市民らがかつて同地で盛んに行われていた養蚕や絹製品作りを通じ、人との出会いや未来を語らうことを目指しており、色鮮やかな髪留めやくしなどが目を引く。

 同美術館アートディレクターの板垣崇志さんは「それぞれの作品は、生きていること自体が命の創造だということを表現している。肯定的な温かいメッセージを感じてもらえるのでは」と来場を呼び掛けている。

 関連イベントとして、18日午後3時から「小高天織」の久米静香代表が震災前の小高区の暮らしや団体の歩みについて語る「お話し会」を開催。来月4日午後2時30分からは映画「家族の軌跡―3・11の記憶から」の上映会と大西暢夫監督のトークが行われる。

 企画展は午前10時~午後4時30分。入場無料。問い合わせは同美術館=0198(22)5057=へ。