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コラム 記者ワープロ

春 浮き立つ宿場 雛まつり開幕・大迫

(2/25)

多彩なひな人形が来場者を魅了している「おおはさま宿場の雛まつり」=大迫交流活性化センター

 【花巻】花巻市大迫町に受け継がれてきたひな人形を商店や民家で一斉に展示公開する「おおはさま宿場の雛(ひな)まつり」(実行委主催)が24日開幕した。20回の節目とあって、会場数は過去最多となる町内35カ所。歴史を重ねた段飾りが宿場町に春を告げ、初日から大勢の来場者で華やいだ。3月5日まで。

 子供たちが家々を巡り、ひな人形を見て回った風習を復活させた恒例行事。メイン会場の大迫交流活性化センター入り口で行われたオープニングセレモニーでは、大正琴の音色に合わせて大迫保育園の園児が「うれしいひなまつり」を合唱した。

昨年の「百段雛まつり」に特別出展されたひな人形も並ぶ=大迫交流活性化センター

 山影義一実行委員会長は、大迫の街並みができてから今年で400年を迎えることにも触れた上で「それぞれの立場の方々の努力で20回を迎えることができた。今後も地域の安寧を願う」とあいさつし、上田東一市長ら来賓と共にテープカットで幕開けを祝った。

 今回は会場の35カ所に市民が所蔵する歴史びな、現代びななど約2500体を陳列。赤い毛せんを敷き詰めたひな壇がずらりと並ぶ同センターには、江戸時代の享保雛や次郎左衛門雛、古今雛のほか、花巻人形や武者人形、御殿飾りも展示され、県内外の観光客らが多様な意匠や表情に足を止めて見入っている。

 昨年、目黒雅叙園で開催された「百段雛まつり~みちのく雛紀行」に特別出展されたひな人形も“凱旋(がいせん)”。初めて訪れたという盛岡市黒川の山内路子さん(70)は「時代を感じさせる人形が多く、見ていて感動する。古いものを非常に大切にしてきたことが伝わってくる」と、大迫の先人や歴史に思いをはせていた。

 期間中は「おいらん道中」やつるし雛講習会など多彩な関連イベントが企画されている。メイン会場のみ入場料300円(高校生以下無料)。問い合わせは花巻商工会議所大迫支所=0198(48)3230=へ。