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コラム 記者ワープロ

没後10年 村上善男を回顧 萬美術館

(3/22)

無数の点を結ぶことで地域の地図をイメージさせる作品などが紹介されている村上善男展

「釘打ちシリーズ」など58点公開

 【花巻】花巻市東和町の萬鉄五郎記念美術館(中村光紀館長)で「村上善男展-〈没後10年〉北の磁場に釘(くぎ)を打つ-」が開かれている。画面に古文書を貼り付けるなどして民俗と現代美術を融合させた独自の平面作品が紹介されている。4月5日まで。

 村上善男(1933~2006年)は盛岡市生まれ。「集団N39」の設立に関わるなど県内の美術団体を牽引(けんいん)。個展やグループ展を数多く開催する一方、美術研究家としても知られた。

 同展では、同館が収蔵する58点を公開。没後10年の節目に当たり、村上作品を近作から過去へさかのぼるスタイルで展示することで、村上の歩みを回顧している。

 このうち、1982年に仙台市から制作拠点を移した弘前市で津軽の風土に魅せられ展開した「釘打ちシリーズ」は、古文書を裏返してキャンバスに貼り付け、無数の点を結ぶことで、津軽の村々の記憶を形象化した作品で、弘前時代からはほかに、ざるや染め布、板を貼り付けた作品も。

 車の部品やボルト、定規など既成物で場面を構成した作品、JR盛岡駅地下道コンコースの壁画の一部も展示している。

 同館学芸員は「村上の生涯にわたる表現を一望できる展示内容。弘前時代の活気あふれる作品などを鑑賞してほしい」と見どころをアピールしている。

 入館料は一般400円、高校・学生250円、小・中学生150円。開館時間は午前8時30分~午後5時(入館は4時30分まで)。月曜休館(祝日の場合は翌日)。

 問い合わせは同館=0198(42)4402=へ。