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コラム 記者ワープロ

香り、バランス吟味 南部杜氏協自醸清酒鑑評会

(4/7)

香りや味を確かめながら出品酒の出来を評価する審査員

3部門727点を審査

 南部杜氏の仕込み技術を競う南部杜氏協会(直町昊悦会長)の自醸清酒鑑評会は、花巻市石鳥谷町の南部杜氏会館で7日まで開かれている。今回は142の蔵元(場)から前回と同じ計727点の新酒が出品され、審査員が香りや味、バランスなど出来栄えを評価している。

 全国で活躍する南部杜氏の醸造技術、質の向上に向け同協会が1911(明治44)年から継続して開いており、98回目。県内をはじめ北海道や宮城、茨城、栃木、岡山などから吟醸酒の部に328点(124場)、純米吟醸酒の部に245点(109場)、純米酒の部に154点(71場)が出品された。

 審査は仙台、東京、名古屋、大阪などの国税局鑑定官、本県や秋田、山形などの技術指導機関の担当者計25人が担当。4日に始まり、7日までに減点方式で計4回行って絞り込み、吟醸酒15点、純米吟醸酒5点、純米酒3点を選ぶ。

 6日は、1審を通過した吟醸酒183点(80場)と純米吟醸酒100点(59場)、純米酒62点(40場)を審査。20・5度の品温に保たれた出品酒に対し、鑑定官ら12人が容器を鼻に近づけて香りを確かめ、少量を口に含んで味や後味、渋みの有無など出来を確認していた。

 最終日の7日は3審、決審を行って入賞候補を選び、18日に予定する役員会で入賞酒を決定。5月26日に石鳥谷生涯学習会館で表彰式を行う。

 鑑評会には近年、市場で選ばれている純米酒、純米吟醸酒の出品が増加傾向にあるという。審査長代理を務める県工業技術センターの米倉裕一醸造技術部長は「上品で飲みやすく、程よい香りと軽やかな味わいに仕上がっている」と出品酒の出来を高く評価。「酒造のレベルは年々高まっており、昨年はコメの出来が良かったこともあって甲乙付け難いほどだ」と選定に苦慮していた。