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コラム 記者ワープロ

30年越しの思い結実 「あさ開」吟醸酒の部1位

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南部杜氏自醸清酒鑑評会
初受賞、今後に励み

 【花巻】南部杜氏協会(直町昊悦会長)は18日開いた役員会で、第98回南部杜氏自醸清酒鑑評会の審査結果を正式決定した。吟醸酒と純米吟醸酒、純米酒の3部門に142の醸造場から出品された計727点の中から上位入賞酒計23点を選定。このうち、吟醸酒の部1位には、あさ開(盛岡市)の銘柄「あさ開」が初めて輝いた。表彰式は5月26日に花巻市石鳥谷町の石鳥谷生涯学習会館で行われる。

 上位入賞は吟醸酒の部15点、純米吟醸酒の部5点、純米酒の部3点。醸造場を都道府県別に見ると、福島県が5場と最も多く、本県と栃木県、茨城県が各3場、青森県と宮城県が各2場、北海道と山形県、千葉県、福井県、京都府が各1場だった。

 吟醸酒の部最高賞のあさ開の杜氏藤尾正彦さん(73)は、約30年の挑戦で初の栄冠を手にした。「過去に3位になった時より出来がいいと感じていたので、上を狙えるのではないかと思っていた。ようやく1位になることができた」と喜びを語り、「一緒に取り組んできた仲間との受賞。今後も多くの人に親しまれ、愛される酒造り、質の向上に努めていきたい」と気を引き締めた。

 鑑評会は、全国で活躍する南部杜氏の醸造技術の向上を狙いに、新酒の出来栄えを競う。今回は本県をはじめ北海道や宮城、茨城、岡山などの各県から吟醸酒の部に328点(124場)、純米吟醸酒の部に245点(109場)、純米酒の部に154点(71場)が出品され、4~7日に同市石鳥谷町の南部杜氏会館で審査が行われた。

 あさ開を除く部門別の上位入賞酒は次の通り(銘柄、醸造場、杜氏の順。杜氏のかっこ内は所属支部)。敬称略。

 【吟醸酒の部】②「燦爛」外池酒造店(栃木)、小野誠(栃木)③「惣誉」惣譽酒造(栃木)、秋田徹(栃木)④「旭興」渡邉酒造(栃木)、渡邉英憲(栃木)⑤「国稀」国稀酒造(北海道)、東谷浩樹(北海道)⑥「金紋両國喜祥」角星(宮城)、大坂常寿(東和)⑦「一品」吉久保酒造(茨城)、鈴木忠幸(茨城)⑧「会津吉の川」吉の川酒造店(福島)、川村利見(志和)⑨「金龍」一ノ蔵金龍蔵(宮城)、照井丸實(古舘)⑩「久慈の山」根本酒造(茨城)、菊池道郎(茨城)⑪「國権」國権酒造(福島)、佐藤吉宏(彦部)⑫「一本義」一本義久保本店(福井)、大井信積(福井)⑬「桃川」桃川(青森)、小泉義雄(青森)⑭「愛友」愛友酒造(茨城)、多田一郎(東和)⑮「栄光冨士」冨士酒造(山形)、加藤宏大(山形)

 【純米吟醸酒の部】①「三春駒」佐藤酒造(福島)、齋藤哲平(福島)②「榮川」榮川酒造(福島)、塚田洋一(福島)③「七重郎」稲川酒造店(福島)、阿部毅(福島)④「菊の司」菊の司酒造(岩手)、髙橋利明(赤石)⑤「一吟純米大吟醸」齊藤酒造(京都)、浦井仁志(京都)

 【純米酒の部】①「陸奥八仙」八戸酒造(青森)、駒井伸介(青森)②「AKABU」赤武酒造復活蔵(岩手)、古舘龍之介(盛岡)③「東薫」東薫酒造(千葉)、熊谷茂夫(盛岡)