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コラム 記者ワープロ

重責 今後の励みに 花巻温泉・佳松園 高橋料理長

(5/7)

春の園遊会に調理部門の一員として派遣された高橋料理長。料理によるもてなしの向上に意欲を見せる

春の園遊会で調理

 【花巻】花巻市湯本の花巻温泉・佳松園の高橋晋料理長(51)は、東京・元赤坂の赤坂御苑で4月20日に開かれた天皇、皇后両陛下主催の春の園遊会に、料理部門の一員として派遣された。同温泉からの派遣は高橋料理長が初めて。「大変名誉なこと。今後の仕事の励みにしたい」と意を強くしている。

 宮内庁大膳課の派遣要請を受けた調理師会から協力を求められた同温泉の安藤昭社長が高橋料理長を指名。調理師会が大膳課に推薦し、派遣が実現した。

 高橋料理長によると、全国から応援に駆け付けた調理師は約50人で、県内からはただ一人という。焼き鳥の調理を任せられ、会場に設けられたテント内で同じく担当の調理師2人と共に約3時間にわたって焼き続け、食べ頃を招待客に提供した。

 テントでは炭の火おこしも。「天皇、皇后両陛下が招待された方々。焼き過ぎや生の状態、冷めたものも提供できないと考えると本当に緊張した」といい、長年の経験で得た手の感触で焼き加減を確認し、提供に備えたという。

 焼き上げた焼き鳥は約2000本。「天気が良く風もほとんどなかったため、煙がテント内に充満して目が痛いほど」だったが、「招待客の方々に『おいしい』と言っていただけて本当にうれしかった。緊張もほぐれ、ちょうどいい焼き加減で提供することに徹することができた」と振り返る。

 安藤社長は「佳松園、そして花巻温泉として長年の評価を頂き、身の引き締まる思い。一層の精進と努力を積み重ねていきたい」と同社代表として重責を担った高橋料理長をねぎらい、一層のおもてなしに気を引き締める。

 「多くの先輩を前に申し訳ない気持ちだが、大変名誉なことだし、本当にいい経験ができた」と高橋料理長。「お客さまを最高の料理でもてなすのが使命だが、園遊会ではもてなしの原点を学んだ。この気持ちを忘れず、今後も料理にしっかり向き合っていきたい」と決意を新たにする。