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コラム 記者ワープロ

空舞うミサゴに熱視線 準絶滅危惧種 大迫で観察会

(5/15)

花巻市大迫町で営巣している猛禽類のミサゴを見ようと開催された亀ケ森地区教育振興実践協議会の野鳥観察会

 【花巻】花巻市大迫町の亀ケ森地区教育振興実践協議会(若柳良明会長)は14日、亀ケ森4区公民館で野鳥観察会を開催した。観察対象は、環境省のレッドリストで準絶滅危惧種に指定されている猛禽類のミサゴ。参加者が営巣の様子や翼を広げ大空を舞う姿を観察し、古里の豊かな自然を身近に感じた。

 公民館の北部約1キロの山中に巣があり、雌雄のつがいが確認できていることから、今後、巣を離れると予想される時期を前に実施。同日は愛鳥週間(10~16日)の期間中でもあり、親子連れら約30人が参加した。

 講師は、日本野鳥の会北上支部会員で町内在住の八重樫理彦さん(44)と岩手大農学部4年の榊原貴之さん(21)が務めた。特徴として胸腹部の白い羽毛が目立つことや、主食とする魚を稗貫川や北上川で捕えていることなどを説明した。

 参加者は、用意された望遠鏡や双眼鏡で、巣の様子や大空を舞う姿を観察。川村拓夢君(亀ケ森小4年)は「ミサゴはとても大きくて格好良い。地域でも自慢できる。この先もミサゴが巣作りする自然を守っていきたい」と目を輝かせた。

 ミサゴは樹上の巣で卵を産み、ひなを育てる。未確認だが、観察対象のつがいも巣での様子から抱卵、または子育て中の可能性が高いという。県内では沿岸部での営巣が多かったが、内陸部で増加傾向にあり、同日は他の個体の飛行も確認された。

 八重樫さんらは、町内では今後8月ごろまで観察できると予測。「ミサゴは近寄り過ぎると繁殖をやめることもある。繁殖期は特に敏感なので、遠くから静かに見守ってもらえれば」と話していた。