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コラム 記者ワープロ

開館10周年記念絵はがき製作 「早池峰と賢治」の展示館・大迫

(5/23)

「早池峰と賢治」の展示館の開館10周年に合わせて製作した絵はがき

又三郎や山猫 水彩で

 宮沢賢治と大迫のゆかりの品を紹介する花巻市大迫町の「早池峰と賢治」の展示館は、2017年度で開館10周年を迎えた。同館では節目に合わせた取り組みとして、賢治作品の世界観を水彩画で表現したオリジナル絵はがきを販売。館長で早池峰賢治の会の浅沼利一郎会長は「大迫に賢治さんの本質や人物像を追い求める人たちに喜んでもらいたい」とPRしている。

 絵はがきは、粘土細工アートなどの芸術創作活動に取り組む同町の高橋竜子さんがデザイン。図柄は大迫が舞台と考えられる「風の又三郎」「どんぐりと山猫」のほか、「銀河鉄道の夜」「セロ弾きのゴーシュ」などを淡い色合いで描いた9種類で、浅沼会長も「賢治さんの作品世界と自分、高橋さんの持つイメージが一致した仕上がり」と出来栄えに満足げだ。

 5枚ずつ2セットに分け、1セット300円、2セット500円(ともに税込み)で販売。早池峰山を背景に、童話「やまなし」のモチーフとなった「イワテヤマナシ」を描いた1枚が両セットに共通しており、計500セットを製作した。

 同館は、隣接する大迫交流活性化センターとともに07年10月にオープン。童話「猫の事務所」のモデルとされる旧稗貫郡役所を復元した施設内には、大迫と賢治の関わりをテーマにした関連資料や図書などを並べているほか、大迫を訪れた賢治が常宿としていた「石川旅館」の一室を再現した展示室もある。

 同館によると、これまでの来館者数は9万6000人以上。浅沼会長は「いろいろな作品を読み、それぞれの賢治像を確認しに県内外から訪れる人が増えている。童話が作られた原風景を、絵はがきでも感じてもらえれば」と話している。