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コラム 記者ワープロ

賢治さんの優しさ全面に 落語とチェロで「ゴーシュ」表現

(6/17)

落語とチェロで「セロ弾きのゴーシュ」を表現する川柳さん(右)と宮尾さん

 花巻市南城の南城小学校(紺野盛校長、児童459人)で16日、宮沢賢治記念館が主催する賢治の世界セミナーが開かれた。「防災一人語り」推進グループ(加藤雅代表)による落語「セロ弾きのゴーシュ」が演じられ、6年生が読書とは違った視点で賢治作品に触れた。

 落語家の川柳つくしさん、チェロ奏者の宮尾悠さんが出演。川柳さんは「災害をなくすことは難しいけど、被害や犠牲者を減らすことはできる。そのためにはみんなで情報交換し、助け合うことが必要。賢治さんの優しさを全面に押し出した『セロ弾きのゴーシュ』をお届けする」と切り出し、軽妙な語り口で児童を物語の世界に誘った。

 原作同様、練習するゴーシュの元に動物たちが日替わりで訪れるストーリーで、チェロを弾くシーンでは宮尾さんが実際に演奏し、臨場感を演出。短期間で腕を上げたゴーシュが、演奏会のアンコールを務めたところで落ちが付いた。

 児童からは「作品は知っていたが、落語とチェロの演奏が合わさるとまた違った表現で面白かった」「分かりやすかったし、チェロも間違えないのがすごかった」などの感想が寄せられた。

 同グループは防火や防災をテーマに全国の小中学校などを巡る活動に取り組んでおり、17日午後2時30分からは一関市東山町の石と賢治のミュージアムで公演を行う。入場無料。