第3回雨ニモマケズ朗読全国大会が6日、花巻市のなはんプラザで開かれた。幼児から84歳のお年寄りまで28組、70人以上が出場。それぞれが宮沢賢治の代名詞ともなっている詩を思い入れいっぱいに読み上げ、聴衆を楽しませた。
大会は同市のNPO法人(特定非営利活動法人)・花巻文化村協議会が主催。「賢治の強さ、やさしさ伝えよう」をテーマに、朗読を通じて賢治の精神に触れることなどを目的に2008年から開いている。今回はシングル「雨ニモマケズ」がロングヒットを記録しているシンガー・ソングライター宇佐元恭一さんのミニコンサートが行われることもあり、市内外から150人以上の賢治ファンが詰め掛けた。
張りのある声で見事に暗唱する人や音楽をバックに抑揚を付ける人、外国語で朗読を披露する人など、出場者は個性豊か。中には「雨ニモマケズ」からイメージを広げた一人芝居を演じ、会場を沸かせる女性もいた。
聴衆は、出場者ごとに飛び出すさまざまな趣向に大満足。ダンスと朗読を合わせた発表には手拍子を送り、英語やイタリア語など外国語による発表では、一味違った「雨ニモマケズ」の雰囲気を楽しんでいた。
審査で大賞に次ぐ1位に輝いた同市立桜台小の照井陽介君(4年)、希望さん(1年)きょうだいは、賞状を手に笑顔。陽介君は「1位を取れて良かった。雨ニモマケズには、賢治の強さ、優しさがこもっていると思う」と話し、「楽しかった。来年も出たい」という希望さんと喜びを分かち合っていた。
主な結果は次の通り。(敬称略)
▽大賞=大平セイ(紫波町)▽1位=照井陽介、照井希望(花巻市)▽2位=桜樹しずか(東京都)▽3位=高野ジョウ(北上市)▽宇佐元恭一賞=Beans(花巻市)袴田恒雄(秋田県)▽浅井企画賞=カクテキ戦隊ジンギスカン(花巻市)