11日に測定会を迎える花巻市石鳥谷町大瀬川地区のたろし滝で6日、大瀬川たろし滝測定保存会や市内の高校生らによる道作りが行われた。ボランティアの参加者は、今年の氷柱の出来を楽しみにしながら、現地まで徒歩で移動する道の雪の踏み固めや整備などを行い、測定会に訪れる見学客の安全確保に努めた。
氷柱の太さでその年の作柄を占う測定会には、毎年多くの見学客が訪れる。測定時期には例年滝周辺が積雪で覆われるため、現地に徒歩で移動する見学客の安全を確保しようと、同保存会が明るい社会づくり運動みなみ岩手推進協議会の協力を得て5年前からボランティアで整備に取り組んでいる。
同保存会のメンバーをはじめ、同協議会、大迫高校山岳部、花北青雲高校、同町の地域生活支援センター「しおん」から約60人が参加。
市道から270メートルほど離れた会場までの道をスコップや雪かきなどで整備。数十センチほど積もった雪を丁寧に踏み固めたほか、登りやすくするために斜面にスコップで段差を付ける作業を行った。
また、滝近くでは参加者が一列になって見学場所の踏み固めを行うなど、3日連続の真冬日を観測する厳しい寒さにもかかわらず懸命に作業を行っていた。
初めて参加した大迫高校1年の菊池竜一君は「雪が軟らかくて固まりにくく、想像以上に大変な作業だった」と汗を流していた。
同保存会の板垣寛会長は「毎年協力してもらい感謝している。今年は例年よりも立派な道が出来上がった。これで盛大な測定会ができる」とボランティアの参加者に感謝した。