花巻農協と横浜農協(本店・横浜市)の姉妹JA締結式が29日、花巻市の花巻温泉ホテル千秋閣で行われた。両農協の組合長が協定書を締結し、特産品の販売をはじめ、組合員や職員の交流などを図り、組合員の営農生活の向上と地域農業の発展に相互協力することを誓った。
式には両農協などから関係者約60人が出席。あいさつで横浜農協の石川久義組合長が「特色ある事業を展開する花巻農協と提携することは大変心強い。農業を取り巻く情勢が厳しい中、今回の提携が両農協の未来に光を与えてくれると確信している」と期待を込めた。花巻農協の高橋専太郎組合長は「地域の歴史的伝統文化を大事にしながら、互いの農協が得意とする分野で力を発揮し、それぞれの組合員の負託に応えるJA運動に邁進(まいしん)したい」と決意を新たにした。
続いて姉妹提携までの経過報告があった後、両組合長が協定書に署名し握手を交わした。式終了後に交流会も開かれた。
両農協は、JA共済連が展開する「ふるさとと都市のネットワークにかかるモデルJA」事業をきっかけに、職員が交流を重ね姉妹提携に向け調整を図ってきた。花巻農協の姉妹提携は、和歌山県のJA紀の里に続き2団体目、横浜農協の姉妹提携は初。
2009年度末の組合員数は花巻農協が4万3209人、横浜農協が4万9788人。すでに横浜農協の直売所では、花巻産のひとめぼれが販売されており、今後は両農協の農畜産物の販売や産地間交流、農村体験などを通して相互の友好と交流を図る。