全国ハトムギ生産技術協議会と東北農業研究センター主催の現地セミナーは29日、2日間の日程で花巻市内を主会場に始まった。初日はハトムギの生産者をはじめとする関係者が全国から集い、栽培圃場(ほじょう)の見学や講演などを通じて、ハトムギを柱とした地域農業の再生について理解を深めた。30日は市内の雑穀加工施設の見学などを行う。
国産ハトムギに対する関心が高まる中、地域活性化や地域農業の再生には生産振興や産学官の連携が重要として全国の関係者が集い、産地間や産学官の連携につながるセミナーを2008年度から開催。今回は全国で最大の栽培面積を誇る本県が会場となった。
セミナーには、県内をはじめ全国のハトムギ生産者や農協、行政・普及機関、試験研究機関などから関係者約140人が参加した。
初日は、奥州市と花巻市で栽培圃場を視察後、花巻市の渡り温泉を会場にセミナーを開催。あいさつの中で同協議会の手塚隆久会長は「初めての東北開催で、西から来た人には栽培の品種や方法も違う東北のハトムギを見るよい機会。短い時間だが東北のハトムギを研究し、自分の地域のハトムギ栽培に役立ててほしい」と生産振興に期待した。
引き続き農協や研究機関、企業の代表4人が講演し、ハトムギの生産や機能性研究、流通・加工の可能性などについて情報提供した。
最終日の30日は、花巻市のプロ農夢花巻で雑穀の加工施設を見学するほか、盛岡市の東北農業研究センターでハトムギの品種や系統の比較試験圃場を視察する予定。