●第52回春季東北地区高校野球岩手県大会組み合わせ
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●5月30日の試合結果

盛岡大附が昨夏秋に続き3大会連続優勝!!
花巻球場(30日)
決 勝
専大北上 11 盛岡大附
専大北上
盛岡大附 × 11


<盛岡大附、専大北上が決勝へ>


 第五十二回春季東北地区高校野球県大会(兼第五十七回県高総体硬式野球競技)は二十九日、花巻球場で準決勝二試合が行われた。第一試合は昨夏秋の覇者・盛岡大附が主戦若山翔の力投で前年準優勝の花巻東を6−3で下し、二年ぶりの決勝進出と東北大会出場を決めた。第二試合は、前年優勝で昨秋準優勝の専大北上が11−1の五回コールドで軽米を撃破。春連覇に王手を懸け、二年連続の東北大会出場権を手にした。

 決勝戦は昨秋と同じ盛大附と専大北上の顔合わせ。秋は壮絶な打撃戦の末、延長十二回12−11で盛大附がサヨナラ勝ちし、秋三連覇を達成している。盛大附の昨夏秋に続く三大会連続優勝なるか、専北の春連覇と秋の雪辱なるか−。夏の戦いをもにらんだ決勝戦は三十日、花巻球場第二試合で午後零時半プレーボールの予定。

 
【軽米−専大北上】専北5回、一死満塁から8番神宮司が左中間に走者一掃の二塁打を放ち、2走高橋友に続き1年伊藤裕もホームへ。随所に「つなぐ野球」を見せた=花巻球場
序盤から自慢の強力打線が本領を発揮し、横綱相撲で軽米を退けた専大北上。連打連打でつながりを見せた打線に、菅野裕二監督も「つなぎを意識した結果。フライが多かったのが課題だが、満点に近い出来」と合格点をつけた。

 初回から一番加藤祐哉、二番羽藤嵩晃が出塁し、盗塁など足を絡め、三番川内将晶の犠飛であっという間に先制。初戦の二回戦、準々決勝と同様、初回に先制し流れをぐっと引き寄せた。「一、二番が出ればこういう形になる。ホームランより、泥臭く転がして相手の嫌がる野球ができれば」と菅野監督の思い描いた攻撃で、五回で一気に決着をつけた。四番として自ら2打点を挙げ、打線をけん引した千葉光寿規主将も「ヒットの延長がホームラン。皆転がし、つなぐことを第一に考えている」とナインの気持ちを代弁する。

 エース神宮司奨も五回1失点と好投。昨秋は四球から崩れるパターンが多かったが、春の関西遠征で強豪校との試合を重ねた経験から安定感を増した。「四球だけはなくそうと心掛けた。打たれても打線が取り返してくれる」と神宮司が言えば、千葉主将も「エースが安定してきた。守備からいいリズムをつくり、攻撃につながっている」。投打の歯車もがっちりかみ合い、まずは第一目標の東北大会への出場権を手にした。

 その前に決勝がある。相手は昨秋も延長の大激闘の末、敗れた盛岡大附。菅野監督は「盛附さんもつなぐ野球で、粘り強いチーム。うちもしっかり守って、つないでいきたい」、千葉主将も「きょうはフライが多かったのが反省点。打ち上げず、転がしていきたい」と静かに闘志を燃やす。夏を見据えつつ、ナインは秋の「リベンジ」に向け気合を入れ直した。


【花巻東−盛大附】花巻東三回二死一・二塁、5番千葉秀の右前打で2走夏井が同点のホームイン=花巻球場
 盛岡大附を上回る11安打を放ちながら再三の好機にあと一本が出ず、決勝進出を逃した花巻東。佐々木洋監督は「(打線は)それなりに打っている。投手陣にも手応えはあった」と評価した。半面「バントや走塁のミスもあった」と分析。夏への課題も見えた大会だったようだ。

 課題が顔をのぞかせたのは、1点を追う三回。先頭の藤尾知生が二塁打で出塁したが、次打者はバントを失敗。相手内野陣の送球が乱れる間に三塁を陥れようとした藤尾も刺殺された。直後に夏井大吉主将以下の三連打で同点としただけに、惜しまれる攻撃だった。

 それでも、打線は4安打の夏井をはじめ、盛大附を上回る11安打。三番手として六回から登板した左腕・菅原祥も小気味よい投球で得点を許さず、佐々木監督を喜ばせた。
 試合後、夏井主将は悔しさを前面に出し「チーム全体に甘さがある。守りから鍛え直したい」ときっぱり。「夏」に向け、すぐに気持ちを切り替えていた。


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