ホーム 県内外 一関・両磐 胆江 北上 花巻 動画ニュース

高専が金、銅各賞 アーバンデータチャレンジ2015

(3/4)
アーバンデータチャレンジ2015で、金、銅の各賞を受賞した一関高専の学生5人

アーバンデータチャレンジ2015で、金、銅の各賞を受賞した一関高専の学生5人

交通量計測器など評価

 地域課題解決のアイデアを競うアーバンデータチャレンジ(UDC)2015で、一関工業高等専門学校チームの「交通量計測器TRAPO」がデータ・可視化部門で金賞、「マプコXD」がアプリケーション部門で銅賞をそれぞれ受賞した。同校初の快挙に、学生たちは喜びに浸っている。

 UDCは13年から実施されている全国規模の一般参加型コンテスト。個人や大学、企業などから、地方自治体のオープンデータや地理空間情報を活用して地域課題を解決するアプリケーションやサービスなどの作品を募った。

 今回はアプリケーション、アイデア、データ・可視化、ソリューションの4部門に158作品の応募があった。1次選考は22作品が通過し、2月26、27の両日に東京大で行われた最終審査で、各製作チームがプレゼン。審査員と会場からの投票で金、銀などの各賞を選考した。

 電気情報工学科5年の坂本優作さんと山代大木さんが製作した交通量計測器TRAPOは、低コストで作れる軽量な交通量計測器。アルミ製の長さ1メートルの棒に赤外距離センサーとバッテリーを取り付けたもので、老朽化した橋の維持管理の問題に着目し、参考になる橋の交通量を手軽に調査できるようにした。

 車両と人を識別して計測が可能で、製作費は一つ3万円ほど。ガードレールや橋の欄干などに簡単に設置することができる。

 制御情報工学科5年の須藤蘭さん、市川はなえさん、及川大志さんのマプコXDは、地域の情報を発信するウェブアプリケーション。地図に表記されたアイコンをタップすると、災害時の避難場所、岩手国体情報、地域のイベントなどが表示される。利用者が口コミ情報や避難場所の状況などを投稿することもできる。

 マプコXDチームの3人は、アプリを分かりやすくPRしようと最終審査のプレゼンで寸劇を披露。リーダーの須藤さんは「アイコンを色分けしたり、情報を投稿できるようにといろいろ工夫したが、最後の寸劇プレゼンが入賞の決め手になったのかも」と話す。

 坂本さんは「(交通量計測器TRAPOは)シンプルで使いやすいところが特徴。金賞を取れるとは思っていなかったので驚いた。プレゼンの後に会場にいた人から『すごく良い発明だ』と言ってもらえたことが、受賞と同じくらいうれしかった」と充実した表情を見せた。