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コラム 記者ワープロ

水際のとりで着々 一関遊水地長島水門

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堰柱のコンクリート打設が行われている長島水門正面で構造の説明を受ける市民現場見学会の参加者

堰柱のコンクリート打設が行われている長島水門正面で構造の説明を受ける市民現場見学会の参加者

住民ら工事現場見学

 北上川治水対策として国が進めている一関遊水地事業の長島水門新設工事の市民現場見学会が3日、平泉町長島字荒川地内の現地で開かれた。地域住民や建設関係者ら約50人が参加し、普段は立ち入ることができない水門の工事現場を間近に見ながら、洪水から地域を守るための施設に理解を深めた。

 長島水門は、中小洪水から遊水地内の農地を守るために建設されている小堤整備の一環で、北上川左岸の第2遊水地の最下流域に設置。堤防としての機能のほか、遊水地内にたまった水を排水する役割を果たす。

 土木工事費約29億円で2014年10月に着工し、これまでに水門の基礎杭工、遮水工、水門本体の底版コンクリート打設、埋め戻しが完了。現在、水門本体の翼壁や堰柱(せきちゅう)のコンクリート打設が行われており、高さ18・5メートルのうち8・6メートルまで進み、あと半年ほどかけて10メートルの高さを打設する。

 見学会は日本建設業連合会が主催。国土交通省岩手河川国道事務所一関出張所の齋藤茂則所長が事業概要や水門の必要性、施工の奥村組一関長島工事所現場代理人の小林俊彦さんが工事概要をそれぞれ説明、所員の誘導で工事現場を見て歩いた。

 町教育振興運動の「地域学習」の一環で同町の第19、20行政区の親子や地域住民が参加。2人の子供と熱心に説明を聞いたり見学したりした岩淵恵子さん(39)=同町長島字白山=は「1、2年で完成する事業ではない。長い間、何人もの人が携わり、みんなの生活や命を守っているということを教えていかなければと思った」と話していた。

 土木工事はこのほか護床工などがあり、17年12月ごろに終える予定。進捗(しんちょく)率は事業費ベースで70%強となっている。