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コラム 記者ワープロ

やっこ、鉄砲隊 堂々 遷宮260年 金沢で大名行列

(9/13)
かつて宿場町として栄えた通りを堂々と練り歩いた金沢大名行列

かつて宿場町として栄えた通りを堂々と練り歩いた金沢大名行列

 一関市花泉町金沢の伝統行事「金沢大名行列260年祭」(実行委主催)は11日、かつて宿場町として栄えた同町金沢の県道弥栄金成線で行われた。県内外から訪れた観衆を前に、地元住民による「やっこ」や鉄砲隊など総勢約300人が堂々と地区内を練り歩き、時代絵巻を繰り広げた。

 市無形民俗文化財に指定されている同行列は、金沢八幡神社の例大祭のみこし渡御に合わせ、毎年行われている。今年は同神社の遷宮から260年の節目を記念し、岩手民謡克峰連合会が唄や踊りなどのパフォーマンスを披露したほか、行列では昨年12月に新調した真っ白な熊毛を披露した。

 行列は同神社を出発し、約600メートルの通りを往復。地元の内沢集落民による露払いややっこに続き、八百屋御膳、金沢小学校児童の鉄砲隊、みこしなどが巡行した。

 黒い衣装を身にまとったやっこは、ほら貝の音を合図に「オートマカショー(お供は任せて)」などと掛け声を響かせながら、片足を上げる独特の歩き方で列を先導し、観衆を魅了。家族4人で訪れた小野塚愛さん(29)=同町花泉=は「地元だが初めて来た。近くで見ると迫力があり、歴史の重さを感じた」と満喫した様子だった。

 行列の巡行に先立って、金沢婦人団体協議会の手踊りパレードや地元児童の鶏舞なども繰り広げられた。

 小岩達実行委員長は「260年祭ということで、例年よりも多くのお客さんでにぎわった。若い世代にも引き継ぎながら、みんなで取り組んでいきたい」と話していた。

 同行列は、内沢集落に祭られていた八幡宮の焼失に伴って1757(宝暦7)年に現在地へ遷宮した際、氏子らが大名行列の様式でご神体を守り、行進した姿が始まりとされている。