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コラム 記者ワープロ

復興祈り躍動 岩手・宮城4団体 中尊寺で神楽奉演

(9/18)
小田代神楽の「鐘巻道成寺」の一場面

小田代神楽の「鐘巻道成寺」の一場面

 平泉町の中尊寺(山田俊和貫首)で17日、東日本大震災復興祈願・平泉世界遺産登録5周年記念「みちのくの神楽奉演」が行われた。本堂で繰り広げられる躍動感あふれる舞に、多くの参拝者が見入った。24日にも行われる。

 震災から5年の節目に物故者を供養し、被災地の復興を祈願するとともに、併せて同じ年に世界遺産に登録された平泉文化の意義を発信する企画。前県文化財保護審議委員で追手門学院大教授の橋本裕之さんの解説で、両日にわたり岩手・宮城両県の神楽4団体が出演する。

 17日は、奥州藤原氏初代清衡とその父経清ゆかりの地・奥州市江刺区に伝わる南部神楽「小田代神楽」(同市指定無形民俗文化財)が伝統の舞を披露。普代村の鵜鳥神社に伝わる山伏神楽で毎年正月から3カ月をかけて大漁成就・五穀豊穣(ほうじょう)・家内安全を祈り三陸沿岸を巡行する「鵜鳥神楽」(国指定重要無形民俗文化財)が復興に向け力強く舞った。

 このうち小田代神楽は、紀州道成寺にまつわる物語に題材を取った「鐘巻道成寺」などを上演。僧を慕って寺に通い詰め、夜叉の姿になってしまった姫を鎮める物語に、一関市八幡町の狩原秀行さん(72)は「動きが激しく、ダイナミックで感動した」、福島県保原町の小島啓七さん(65)は「舞と音の調和が素晴らしい」などと息をのんで見入っていた。

 同日は経清の命日に当たり、上演後には経清を供養する法要「白符忌」が営まれた。

 24日は大室南部神楽(石巻市)と岳神楽(花巻市)が出演する。時間は午前10時と午後1時からの2回。