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コラム 記者ワープロ

やっこも繰り出す 大東大原先陣行列

(9/19)

総勢400人、故事再現

挟み箱、やりを手にしたやっこが商店街を練り歩き、沿道の見物客を沸かせた「大東大原先陣行列」

挟み箱、やりを手にしたやっこが商店街を練り歩き、沿道の見物客を沸かせた「大東大原先陣行列」

 4年に1度の「大東大原先陣行列」(実行委主催)は18日、一関市大東町大原の商店街で行われた。あいにくの雨の中、やっこや鉄砲組などによる故事を再現した大名行列が練り歩き、沿道の地区民らを沸かせた。

 八幡神社に詣でた後、300人の先陣行列が出発。その後に3地区の伊勢神楽、子供みこしが続き、総勢400人の行列が商店街へ繰り出した。

 行列は16本の先陣旗を先頭に黒装束の鉄砲組、白装束の弓組が列をつくり、挟み箱を担いだやっこが登場。やっこは「せのーどっこどせー」の掛け声を上げ、箱の持ち手が交代したり、低い姿勢で左に右にと歩みを進めたりと、独特の身のこなしで沿道の見物客を楽しませた。

 後に続く伊勢神楽、雨を吹き飛ばす元気を届けた子供みこしも人気で、見物客が盛んにカメラを向けていた。子供みこしに参加した中川朋乃伽さん(大原小学校6年)は大きなうちわを手に「4年前も参加した。雨だけど、みんなで頑張りたい」と語っていた。

 沿道から行列を見守った地元の岊昭郎さん(80)は「人口が減っているのに、これだけの人が集まって昔と同じように先陣行列ができてうれしい。よく練習していて、その成果が出ている」と目を細めていた。

 大東大原先陣行列は、大原で生まれ、幼少期を過ごした伊達吉村公(1680~1751年)が仙台藩の5代藩主に迎えられた後、就任のお礼として1723(享保8)年に、総勢600人余りで大原の八幡神社を参拝したとされる故事に由来する。

 明治期に先陣行列を再現。以来、4年に1度、大原地域の五つの祭区による輪番制で運営してきたが、高齢化や社会情勢の変化などにより1994年を最後に途絶えていた。歴史ある伝統文化を継承し地域活性化につなげようと、実行委員会がつくられ2012年に復活させた。