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コラム 記者ワープロ

月見坂 弁慶いれば 車椅子利用者 学生らが参拝介助

(9/25)
ボランティアの介助で月見坂を車椅子で上る体験会の参加者

ボランティアの介助で月見坂を車椅子で上る体験会の参加者

 車椅子利用者の中尊寺参拝をサポートする「弁慶とともに登る中尊寺・月見坂車いす体験会」が24日、平泉町の中尊寺で行われた。県内外から訪れた車椅子利用者7人が、ボランティアの介助で景色を楽しみながらゆっくりと月見坂を上り、参拝をかなえた。

 体験会は、車椅子だと月見坂の勾配がきつく別ルートで参拝したり、参拝そのものを諦めたりしてしまうケースを踏まえ、適切な介助で参拝できる環境を整え、地域の受け入れ態勢整備に役立てようと実施。

 観光・福祉関係の官民団体と車椅子利用者で組織する同実行委、平泉ユニバーサルデザイン観光推進会議、県南広域振興局が実施主体となり、2015年度に続き企画。

 同日は一関市や奥州市、盛岡市など県内、宮城県から30~80代の車椅子利用者をはじめ、地元高校生と看護学校生、県立大生など学生を中心としたボランティア32人、実施主体のスタッフ13人が参加した。

 車椅子利用者1人に付き3、4人が介助し、車椅子のフレームに巻き付けたロープで引っ張ったり、前輪を持ち上げたりするなどして月見坂を上り、東物見台を経て、本堂、讃衡(さんこう)蔵、金色堂を目指した。

 昨年に続き参加した奥州市水沢区の佐藤久美さん(33)は「今年は晴れて良かった。森林がきれいですね」と語り、参道の杉林から差し込む木漏れ日を見上げ満足そうな表情を見せた。介助した一関修紅高3年阿部唯依華さんは「段差が多く、(怖い思いをしないように)移動する時は声掛けを大切にした」と話していた。

 体験会は、25日にも車椅子利用者5人とボランティアが参加して開催される。