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コラム 記者ワープロ

ナツハゼの実 収穫期 千厩

(9/27)
収穫期を迎えた黒褐色のナツハゼの実を一粒ずつ摘み取る菅原さん=一関市千厩町

収穫期を迎えた黒褐色のナツハゼの実を一粒ずつ摘み取る菅原さん=一関市千厩町

 一関市大東町大原字下川原の菅原悦夫さん(67)が栽培しているナツハゼの実が収穫期を迎えた。赤く色づいた葉の下に鈴なりに実を付けた黒褐色の果実を、手作業で一粒ずつ摘み取っている。

 菅原さんはこれまで地域で栽培されていなかった作物に着目し、十数年前からナツハゼの栽培を始めた。山に自生する100本余りを同市大東、千厩両町の3カ所に移植し、趣味で続けている。

 同市千厩町千厩の休耕田を利用した約10アールの畑では、30本のナツハゼを育てており、今月中旬には赤から黒褐色に実が色づき始めた。例年は10月から収穫しているが、今年は温暖な気候のため収穫期を1、2週間ほど早めた。収穫作業は10月初旬まで行われ、収量は約100キロを見込む。

 ナツハゼは全国の山地や丘陵地に生育するツツジ科スノキ属の落葉低木で、目の疲労回復などに効果があるとされるアントシアニンが豊富に含まれている。甘酸っぱく、ジャムや果実酒に加工するなどさまざまな楽しみ方があるという。

 菅原さんは収穫した実を自宅用や知り合いに分けるほか、社会福祉法人ふじの実会が運営する障がい福祉サービス事業所の授産商品の原料として提供する。「岩手で栽培しているのを他で聞いたことがない。お菓子などの加工に最適なので地域の人にも利用してもらえたら」と話す。