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コラム 記者ワープロ

市内 クマ目撃 最多320件超 秋も一層警戒を

(10/1)
市域の地図にシールを貼り、クマの目撃・出没情報を市民に知らせている=市役所1階

市域の地図にシールを貼り、クマの目撃・出没情報を市民に知らせている=市役所1階

 一関市内で寄せられたクマの目撃・出没情報が、統計を開始した2012年度以降で最多の320件余りになったことが、市のまとめで分かった。負傷者はいないが、15年度と比べて120件ほど増加。ピークの夏季は過ぎたものの、秋季はクリやカキを狙ってクマが人里に現れる傾向があることから、市はさらなる警戒を呼び掛ける。

 市農地林務課によると、寄せられたクマの目撃・出没情報はこれまで12年度の320件が最多だったが、今年度は30日午後5時現在で324件と、既に過去最多を記録。毎年の件数のピークは6~8月だが、例年はクマが冬眠する前の11月ごろまで情報が寄せられるといい、今後も増えるとみている。

ichi_kuma2 地域別では一関、大東両地域で市全体の半数以上を占めており、面積や山林の割合の多さなどが要因とみられる。一関地域は7月が38件と最も多く、前年同期を27件上回った。大東地域は4~6月に各20件前後の情報があった。

 収穫期のトウモロコシやイチゴ、蜂蜜などが狙われる夏季に比べ、秋季はクマが冬眠の準備をすることから、ブナやナラの実を食べたり、クリやカキを目当てに人里に訪れたりする特徴があるほか、米ぬかやみそが被害に遭うケースもあるという。

 クマを見掛けた場合について同課は、ラジオや鈴など音が出る物があれば人がいることを知らせることができるとしながら、「ラジオを大音量にするとクマが接近していても気付かず、被害に遭う可能性もある」と指摘。「持っているから安心だということでなく、複数人で行動することやクマを呼び寄せる残飯を片付けることなどの対策を心掛けてほしい」と強調する。

 同課は、市役所1階の水道部窓口付近に「クマ目撃情報マップ」を常設。今年度市に寄せられた情報を踏まえてシールを貼り、訪れた市民に注意を促している。また、市の地域情報提供サイト「一関わが街ガイド」には市内で過去に目撃・出没情報があった場所を掲載。県内の防災情報などを配信する「いわてモバイルメール」の登録者にも情報を提供している。

 問い合わせ先は、市農地林務課=0191(21)8195=。