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コラム 記者ワープロ

摘み草で秋メニュー 清庵顕彰会 彩り豊か

(10/1)
小野さん(右)の指導でアケビやミゾソバなどを下ごしらえする参加者

小野さん(右)の指導でアケビやミゾソバなどを下ごしらえする参加者

もてなし料理

 一関市の建部清庵文化顕彰会(小田嶋次勝会長)が主催する「つみ草料理教室」は30日、同市大町のなのはなプラザで開かれた。参加者はコスモスや萩の花、アケビの実などを食材に、彩り豊かな“秋の味覚”のレシピを調理実習で学んだ。

 江戸時代の一関藩医で、山野草の調理法などを書物に記し伝えた建部清庵(1712~82年)の偉業にちなみ、摘み草料理を一関の食卓や料理店に広めようと開催。2015年に続き3回目で、女性を中心に市民約30人が参加した。

花びらを散らし、萩のピンク、カンゾウのオレンジ、キクイモの黄色が鮮やかな山野の錦ずし

花びらを散らし、萩のピンク、カンゾウのオレンジ、キクイモの黄色が鮮やかな山野の錦ずし

 NPO日本食育インストラクター1級で「山野草レシピVOL.1」著者の小野紀代子さん(山形県長井市)が▽ヨモギ入りみそもち▽ヨモギのかき揚げ▽コスモスの花ゼリー▽スベリヒユのツルツルだし▽沢煮碗▽山野の錦ずし▽アケビのチャンプル▽ミゾソバ、タデ、アケビの天ぷら-の8品の調理方法を指導した。

 このうち錦ずしは、ゴボウと牛肉の甘辛煮を酢飯に混ぜ、萩とカンゾウの花の酢漬け、キクイモの花びら、ミツバをトッピングしたもてなし料理にもふさわしい華やかなメニュー。チャンプルと天ぷらはアケビの実の中身を取り除いた果皮を使い、参加者は「小さい頃、山遊びで中身だけ食べたもの。皮は捨てていたのでもったいないことをした」などと話しながら調理していた。

 宇部スヤ子さん(73)=一関市字沢=は「近年は食料不足の問題もあり、身近にある食べられるものが分かって良かった。全部おいしく、ゼリーが一番気に入った」と味わっていた。

 小野さんは「毒草もあるので見極める目を持つこと、食べられる量だけ収穫することが大事だ」とした上で、「摘み草しながら散策するとリフレッシュになる。山野草に親しんで料理し、お振る舞いも楽しんでほしい」と語っていた。