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コラム 記者ワープロ

集大成 4作競演 磐井中の演劇WS型授業

(10/5)
オリジナル脚本の演劇を発表する磐井中の3年生

オリジナル脚本の演劇を発表する磐井中の3年生

幽霊や時計題材
趣向凝らし発表

 一関市山目の磐井中学校3年生(155人)による演劇発表会は4日、同校で開かれた。約2年間にわたる演劇ワークショップ(WS)型授業の集大成。4クラスがそれぞれオリジナル脚本で上演し、趣向を凝らした演出と磨いた表現力が観衆約300人を楽しませた。

 WSは総合的な学習の一環で、生徒の創造性とコミュニケーション能力を養うのが狙い。旧山目中が2014年度の1学年を対象に取り組んでいたものを磐井中に統合後も引き継いだ。市内で劇場を主宰する演出家二宮彩乃さんらが脚本制作や舞台美術の基本、照明と音響の効果的な手法などを指導。ディスカッションを通じて理想のシナリオを練った生徒たちは、大道具や衣装、広報なども分担し、クラス一丸となって舞台づくりに励んできた。

 発表会は2年生約200人をはじめ、保護者や地域住民を招待して開催。体育館のステージを使い、各クラス約30分で「桃太郎裁判」「ハロウィンの夜に」「おじいちゃんの時計」「鬼ケ島奪還大作戦」を披露した。

 このうち1組の40人は「ハロウィンの夜に」を発表。主人公の男子中学生が幽霊と友達になり、中学校最後の文化祭でお化け屋敷を成功させる筋書きで、役者は学校生活や友情、恋愛など青春を謳歌(おうか)する姿を表情豊かに演じた。場面転換のため縦長に立てると教室のドア、横に倒すと主人公の寝室のベッドになる六面体を作り、工夫が光る演出で舞台を成功させた。

 照明を担当した岩渕雄志君は「WSで相手に意見を伝える大変さと楽しさが分かった。各クラスの個性が出ていたし、自分たちの力になった」と充実の表情を見せた。

 加藤清校長は「仲のいい人だけでグループになり、考えが異なる人と交わろうとしない時代。生徒たちは話し合いを重ねて舞台をつくり上げ、関係を深めてきた。新しいことに挑戦する意欲と心意気に敬意と感謝を表したい」と話していた。