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コラム 記者ワープロ

水質、全体的に向上 市内52河川 下水道など普及進む

(10/10)

 一関市は、農業用水路などを含む市内52河川を対象にした2015年度水質検査の結果をまとめた。調査地点の半数近くで、汚濁度を示す代表的指数の生物化学的酸素要求量(BOD)が改善された。BOD数値が維持されている河川も含めると調査地点の6割に達し、市は水質向上が図られているとしている。

 市は国、県と別に調査地点を定めて毎年独自にチェックしており、昨年度も83の調査地点から1~4回採水し、検査機関に委託して汚染度を測定した。

 BOD数値が改善されたのは滝沢川や吸川、御嶽川、砂鉄川、千厩川、砂子田川など25河川の38地点(45・8%)、悪化したのは久保川や栃倉川、市道川、石蔵川、風呂川、新沼川、天ケ沢川など28河川の32地点(38・6%)。10河川の12地点(14・4%)は現状の水質を維持した。金取沢は採水する調査地点を変更したことから比較できなかった。

 吸川は調査した全5地点でBODの数値が改善。砂鉄川(9地点)と千厩川(5地点)の両河川は、調査地点のうちわずかに悪化したのが各1地点だけで、その他の地点は改善か現状を維持した。悪化した久保川や栃倉川、石蔵川なども数値の変動幅は極めて小さかった。

 結果について市生活環境課は「調査地点では数値に動きがあるものの、河川で見ると全体的に水質が向上している」と評価。公共下水道や合併処理浄化槽の普及、企業の排水処理の取り組みで、汚れた水の流入量が減少していることが大きいと分析する。

 水質が良好に保たれている状況だが、生活雑排水などの流入量が増えればBOD数値が悪化に転じる。

 同課は「調査を今後も続けて現状把握に努め、河川の水質改善につなげていきたい」としている。