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コラム 記者ワープロ

初め粗く徐々に磨き 元FCバルセロナスクールコーチ

(10/11)
スペインのサッカーの強さの秘訣などについて語る村松さん

スペインのサッカーの強さの秘訣などについて語る村松さん

スペイン式育成術語る

 NPO法人ファンスポルト一関が主催する「フットサルで一関を元気に!講演会」は10日、一関市山目のベリーノホテル一関で開かれた。市内の親子ら約50人が聴講。元FCバルセロナスクールコーチの村松尚登さんが、スペインのサッカーの強さの秘訣(ひけつ)や人間教育に通じる選手育成について語った。

 村松さんは、筑波大サッカー部OB。サッカーコーチを目指してスペインに渡り、スペインサッカー協会が発行する上級コーチングライセンスを取得。FCバルセロナのジュニアスクールで12歳以下の指導を行った。

 スペインのサッカーに憧れてコーチを目指したという村松さんは「テクニカルで、柔よく剛を制す頭脳プレーが特徴。パスやカバーリングには選手たちの絆、友情、助け合いの心が感じられる」と魅力を紹介。日本人好みのプレースタイルでありながらも、両国のサッカーには大きな違いがあると指摘した。

 日本のサッカーを家の建築になぞらえ、「テクニックという基礎を固めてから、体力や精神力といった柱を立てて戦術を構築していく」と説明。一方、スペインについては「サッカーの基本はサッカーをしながら身に付けるという方針。技術も体力も一塊に考えて選手を育成するので、粗い全体像から徐々に繊細なものを作り上げる彫刻のようなイメージがある」と語った。

 スペインの攻撃、守備の特徴にも触れ、「仲間を信頼し、グラウンド全体に選手をバランスよく配置する。守備は組織的で、仲間同士でミスをカバーし合う」と強調。「ドリブルで攻めるのは積極的、味方にパスを出すのは消極的と言われるが、本当にそうなのか。サッカーの捉え方は、選手の人間的な成長に影響する。指導者がそれを意識すれば、日本はスペインを超えられるはずだ」と話した。