ホーム 県内外 一関・両磐 胆江 北上 花巻 動画ニュース
2016年12月
« 11月  
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
コラム 記者ワープロ

神祭る「モリコの山」復活 藤沢・大籠住民が整備

(10/13)
環境整備に区切りがつき、16日に歌碑の除幕式が行われる「モリコの山」と山主の佐藤さん(中央)ら

環境整備に区切りがつき、16日に歌碑の除幕式が行われる「モリコの山」と山主の佐藤さん(中央)ら

記念歌碑、16日除幕

 一関市藤沢町大籠の千松地区の住民が進めていた「モリコの山」の環境整備が完了し、記念に建立された歌碑の除幕式が16日に現地で行われる。雑木が刈り払われ、かつての景観を取り戻した地域の“信仰の丘”に住民が集い、整備の区切りを祝う。

 「モリコの山」は千松自治会館に隣接する山林の愛称。信仰石碑が建ち、かつては「どんと祭」が行われるなど地域、住民のよりどころとして親しまれていたが、次第に足を運ぶ住民も無くなり、雑木に覆われるままになっていた。

 整備は自治会館の新築がきっかけだが、住民の1人が周辺の山林を取得したことで本格化。9人の住民が世話人となり、2011年に山林内にあった「山神」など3基の石碑を1カ所に合(ごう)祀(し)。鳥居や石段、手すりの整備、ちょうず鉢の移設、神楽舞台石の敷設、花木の植栽などが進められた。

 5年をかけて一連の整備が区切りを迎え、これを記念し、山主の佐藤基一さん(69)や世話人らの尽力で「モリコの山」や神楽の歌を刻んだ歌碑が建立された。

 除幕式は実行委員会が主催。当日は午前10時から実行委員、住民ら約30人が出席し、地区の子供たちが曳(ひき)綱(づな)役を務め歌碑の除幕を行うほか、神楽を奉納する。

 佐藤さんは「屋外の神楽舞台としたい思いで、初めは木を切るだけのつもりだったが、次第にあれも、これもとアイデアが出て、思った以上の整備ができた。協力いただいた地域の皆さんに感謝したい」と満足げ。

 世話人の畠山甲子義さん(73)は「自治会館と一体となって整備され、よみがえった『モリコの山』を地域の拠点として後世に引き継いでいきたい」と期待を寄せる。