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コラム 記者ワープロ

音聴き鳴らし楽し アフリカの太鼓体験 清明支援児童ら

(10/14)
アーティストと一緒に楽器を演奏する一関清明支援学校の児童

アーティストと一緒に楽器を演奏する一関清明支援学校の児童

 東日本大震災の被災県に住む子供たちの心のケアにつなげようと活動する仙台市のNPO法人ドラムカフェ(星山真理子理事長)は13日、一関市山目の県立一関清明支援学校山目校舎で、アフリカの太鼓「ジェンベ」を使った演奏会を開いた。児童生徒は現地出身のアーティストらが繰り出す多彩な音色を堪能し、演奏も体験。会場にたくさんの笑顔が広がった。

 同法人は震災後、被災者の心のケアを目的に、ジェンベなどによる演奏会を仮設住宅や学校などで延べ600回ほど開催。今回は、震災から5年を契機とした「みんなで笑顔にプロジェクト」の一環で企画された。

 同校本校舎と山目校舎に通う小学部児童や保護者、教職員、一関地方の重症心身障害児者の保護者らでつくる「ぽけっとの会」のメンバーら約120人が参加。南アフリカ出身のアーティスト3人と星山理事長が民族衣装をまとってステージに上がり、ジェンベでさまざまな音色を奏でた。

 子供たちもジェンベやマラカスなどの楽器を手にし、保護者や教員らも加わってアーティスト気分を味わった。

 小学部3年の尾川翔太郎君(9)は「太鼓をたたいたりマラカスを振ったりして楽しかった」とにっこり。母アユミさんは「演奏は迫力があって子供も喜んでいた。なかなかできない経験なので良かったと思う。楽しい時間を過ごせた」と話していた。

 同プロジェクトは、ホリプロ文化芸能財団の助成を受けて9月末から1カ月かけ、岩手、宮城、福島各県の小中学校や特別支援学校を訪問し、同様の演奏会を開催している。宮城県多賀城市出身の星山理事長は「震災から時間が経過していても、今になって抱える問題もある。みんなで太鼓をたたくなどして笑顔になり、達成感や連帯感を感じてほしい」と願っていた。

東さんからパーカッションの基本を教わる一関中の吹奏楽部員

東さんからパーカッションの基本を教わる一関中の吹奏楽部員

管弦楽と合唱共演 一関中

 一関市真柴の一関中学校(佐藤邦男校長、生徒259人)の芸術鑑賞会は13日、同校で開かれた。埼玉県を拠点に活動し、国内外で演奏するMUSIC PLAYERS「おかわり団」が奏でる管弦楽曲に聴き入り、アンサンブルの魅力に触れた。

 文化芸術による子供の育成事業の一環。同日はバイオリン、トランペット、サクソフォン、チューバ、パーカッション、ピアノの各奏者6人が訪れ、「サンドペーパーバレエ」「ワルツィングキャット」などのオリジナルアレンジで洗練された音色を披露した。同校の校歌も奏で、全校生徒が合唱で共演。体育館いっぱいに美しいハーモニーを響かせた。

 鑑賞会後は、同校吹奏楽部(部員18人)へ演奏指導を実施。金管、木管、打楽器の3部門に分かれて行われ、このうち打楽器では、パーカッション奏者の東佳樹さんが部員4人にスティックさばきの基本を教えた。ドラムロールをなめらかに奏で続けるこつとして「腕を速く動かすのではなく、スティックをたくさんはねさせて」などと助言。部員は東さんの手技に近づこうと、真剣な表情で繰り返し練習していた。

 千葉なな子さん(3年)は「自分たちの演奏は詰めが甘かったと分かった。教わったことをこれからの練習に生かしたい」と技術向上を誓っていた。

 おかわり団のメンバーは、11~13日に県内で6公演を実施。最終日は同校のほか、市立滝沢小学校でも演奏した。