ホーム 県内外 一関・両磐 胆江 北上 花巻 動画ニュース
2016年12月
« 11月  
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
コラム 記者ワープロ

共働き 家庭でも 男女共同参画推進

(10/18)
一関市が開催している企業向けの出前講座。家庭教育と男女共同参画をテーマに講師を派遣し、子育ての不安解消や働きやすい環境づくりにつなげる

一関市が開催している企業向けの出前講座。家庭教育と男女共同参画をテーマに講師を派遣し、子育ての不安解消や働きやすい環境づくりにつなげる17

市、企業向けに出前講座

 一関市は、家庭教育と男女共同参画をテーマとした企業向けの出前講座を開いている。仕事の都合などで学習時間が確保できない保護者らを支援する初めての取り組みで、市が経費を全額負担して要望があった企業に講師を派遣。子育てに関する不安解消やワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)を重視した職場づくりにつなげる。

 共働き世帯の増加や就業形態の複雑化により、学校などが開く研修会に参加できない保護者が増加していることから、「社内研修として学習機会を創出しよう」と出前講座を企画。家庭と仕事の両立など、子育てと男女共同参画は切り離せない関係にあるため、この二つをテーマに据えることにした。

 14日に平泉町の川嶋印刷本社工場で初の講座が開かれ、20~60代の男女の従業員25人が受講。県男女共同参画センターの後藤大平さんが「みんながハッピーになるワークライフバランス講座」と題して語った。

 後藤さんは本県の年間労働時間が全国1位であること、長時間労働の弊害として家事・育児の時間がないことや、働いている女性の睡眠時間などが男性と比べて少ないことを指摘。「仕事が共働きなら、家庭でも共働きであるべきだ」と訴えた。

 男性が子育てするメリットとして▽職場以外の人と接する機会が増えて人脈が広がる▽コミュニケーション能力が高まる▽多様性や柔軟性が身に付く―などを挙げ、「家庭にはスキルアップと人生が充実する要素が詰まっている」と話した。

 従業員は興味津々の表情で聴講。講座後のアンケートでは「父親の役割を考えさせられた」「ぜひ実践したい」などと好意的な反応が多かった一方、「シングルマザーやシニア世代向けの内容も盛り込んでほしい」といった意見もあった。市は1カ月後にもアンケートを実施し、職場環境や従業員の生活に変化が見られたかを調査する。

 担当の市いきがいづくり課は「講座の内容が会社全体に定着し、環境が改善されてくれればうれしい。今後も企業の要望に沿った形で継続していくので、この機会をぜひ活用してほしい」としている。問い合わせ、申し込みは同課=0191(26)0820=へ。