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コラム 記者ワープロ

東山の思想“再発見” 大東・記念館開館 10周年「原本無刑録」と資料公開

(10/20)
芦東山記念館開館10周年特別展「再発見・芦東山のメッセージ~『無刑録』と新蔵資料~」

芦東山記念館開館10周年特別展「再発見・芦東山のメッセージ~『無刑録』と新蔵資料~」

 一関市大東町渋民の芦東山記念館は開館10周年特別展「再発見・芦東山のメッセージ~『無刑録』と新蔵資料~」を開いている。同町渋民出身で刑法思想の先駆者・芦東山(1696~1776年)についての貴重な資料を公開し、「今年は東山生誕320年に当たり、刑罰のない理想の世の中を願った東山の思いを“再発見”してほしい」と来場を呼び掛けている。12月4日まで。

 特別展は、「無刑録の伝播(でんぱ)」と「開館後の新蔵資料」の2コーナーを設けている。無刑録の伝播では、開館当初以来約10年ぶりに県指定有形文化財「原本無刑録」を公開。刑法思想の根本原理を論じた無刑録は、東山の存命中は出版が認められなかったが、門人を中心に写本が作られて仙台藩の内外に広く流布しており、嘉永元(1848)年に作られた写本や個人宅に伝わってきた写本の展示を通して、どのようにしてその価値が認められてきたかを明らかにする。

 開館後の新蔵資料のコーナーでは、近年寄贈、寄託された資料を公開。東山直筆の掛け軸や、73歳でなお学問のために江戸に上ろうと仙台藩に届け出た願書などが並ぶほか、24年間にわたる幽閉生活に関する資料も展示している。

 29、30の両日は、東北文化の日特別イベント「芦東山記念館からの挑戦状!謎解きラリー」を実施。11月23日には、東北大大学院文学研究科日本思想史専門分野准教授の片岡龍氏による講演会を開く。

 29、30日、来月3日は入館無料。問い合わせは同館=0191(75)3861=まで。