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コラム 記者ワープロ

平泉世界遺産登録5周年記念 南部神楽10団体野外公演

(10/23)
金鶏山夜神楽で上演された義経一代記より「金売吉次兄弟鏡ケ宿の場」の一場面

金鶏山夜神楽で上演された義経一代記より「金売吉次兄弟鏡ケ宿の場」の一場面

かがり火に牛若舞う

 平泉町の平泉文化遺産センターで22日、平泉世界遺産登録5周年記念イベント「金鶏山夜神楽」が行われた。屋外でかがり火が揺らぐ幻想的な雰囲気の中、南部神楽の流れをくむ岩手県南、宮城県北の10団体が伝統の舞を披露し、町内外から訪れた観客を魅了した。

 達谷窟(たっこくのいわや)毘沙門神楽の指導で演舞の習得に励む平泉中学校生徒の「御神楽」で開演。一関、奥州、平泉のほか、宮城県登米、栗原の5市町の神楽団体が「屋嶋合戦」「弁慶安宅の関」「勧進帳」「義経中尊寺月見坂の受難」など平泉にゆかりのある演目を中心に上演した。

 このうち長下田神楽(登米市石越)は、義経一代記より「金売吉次兄弟鏡ケ宿の場」を上演。平泉へ財宝を運ぶ途中、近江の鏡ケ宿で盗賊に襲われた吉次兄弟を同宿していた牛若丸が助け、共に平泉へ下る場面で、道化仕立ての演舞が観客の笑いを誘った。

 奥州市胆沢区から夫婦で訪れた高橋孝さん(79)は「何十年といろいろな神楽を見ているが、このような(道化仕立ての)面白い神楽を見るのは初めて。もっと見ていたい」と話していた。

 記念イベントは町教委が主催、町芸術文化協会の後援で、一関と平泉、栗原、登米の4市町の連携事業として開催。会場では県南・県北地域の特産品の販売コーナーを開設し、4市町の首長も顔をそろえた。