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コラム 記者ワープロ

日本家族計画協 会長表彰に輝く 一関の助産師黒澤さん

(10/28)
母乳相談や思春期教育などの活動がたたえられ、日本家族計画協会長表彰を受けた黒澤さん

母乳相談や思春期教育などの活動がたたえられ、日本家族計画協会長表彰を受けた黒澤さん

母乳相談などで功績

 一関市山目字立沢の助産師黒澤真澄さん(56)は、母乳に関する悩み相談や思春期教育に長年取り組んできた功績が認められ、日本家族計画協会長表彰を受けた。「自分が受賞するとは思っていなかったので驚いた。これまでの活動が評価されてうれしい」と喜んでいる。

 北海道出身の黒澤さんは、1977年から看護師として道内の病院に勤めていたが、産科病棟の業務を間近で見て助産師の仕事に興味を持ち、90年に弘前大医療短期大助産師専攻科に入学。卒業後は青森県の看護専門学校などで働き、結婚、出産を経て夫の実家がある一関市に移住した。

 市の事業である新生児訪問に参加した際、母親らが母乳の悩みを気軽に相談できる場が少ないことに気付き、2008年に「マタニティ相談室くろさわ」の活動をスタート。「一人ひとりの母親に寄り添いながらより良い子育て環境づくりを目指す」をモットーに、要望のあった家庭を訪れて母乳に関するアドバイスを行うほか、乳房マッサージ、沐浴(もくよく)指導などに取り組んできた。

 市内のほか、奥州市や宮城県北地域などにも出向き、「毎日忙しいが、『赤ちゃんから初めて母乳を飲んでもらえた』などと感動を伝えられると、この仕事をやって良かったと思う」とやりがいを語る。

 思春期教育にも力を注ぎ、一関市内の小中学校、高校などでの講演を通じて児童生徒に男女の心と体の違いや性トラブルの危険性、命の大切さなどを訴えている。

 今後の目標は、子育て世代が和気あいあいと集える場を地域につくること。「お母さんたちの不安を少しでも解消し、子育てを楽しいと感じてもらえるよう、今後も力を尽くしていきたい」と話していた。