ホーム 県内外 一関・両磐 胆江 北上 花巻 動画ニュース
2016年12月
« 11月  
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
コラム 記者ワープロ

ものづくりの情熱乗せ 高専祭で鉄道模型走行

(10/30)
一関高専の乗用鉄道模型の展示走行会で、乗車体験を楽しむ親子連れら

一関高専の乗用鉄道模型の展示走行会で、乗車体験を楽しむ親子連れら

 一関工業高等専門学校の学生有志による乗用鉄道模型の展示走行会は29日、一関市萩荘の同校で始まった。高専祭(29、30日)に合わせて開催し、昨年に続いて2回目の運行。車両やレールなど全てを手作りした鉄道模型を走らせ、訪れた人に学生の技術力とものづくりへの情熱をPRしている。

 同校では5インチゲージプロジェクトと銘打ち、2014年から人が乗れる鉄道模型を製作。メンバーは1~5年生約10人で、昨年の高専祭で初運行し、大きな反響を呼んだ。

 列車はED75形をモデルにした電気機関車1両と客車2両。モーターを動力とし、5~7人の乗車が可能となっている。平均時速は5、6キロ。学生が運転士を務め、改造した市販のゲーム用コントローラーで運転する。

 会場は職員用駐車場。「一関高専線」と名付けられた路線は、1周約100メートルと昨年よりも走行距離を30メートル延ばした。今年から車両にライトを取り付けたほか、線路脇に手作りの信号機も設置。同校の校歌をモチーフにした発車メロディーも用意するなど、学生の鉄道愛が随所に感じられる。

 初日は開業1周年記念出発式が行われ、同プロジェクト代表の立野嵩陽さん(機械工学科4年)や柴田尚志校長らがテープカット。親子連れや児童が客車に乗り込み、列車がゆっくりと動き出すと歓声を上げて喜んでいた。

 模型は同祭ばかりでなく、盛岡市や宮城県などの県内外のイベントでもゲスト走行を行っている。同プロジェクトをサポートする原圭祐准教授は「いろいろな場所で走らせてもらい、知名度も上がってきた。今年は学生主導で活動を進めてもらったが、ここまで形にできたのは本当にすごい」と頑張りをたたえていた。

 立野さんは「鉄道に乗って、小中学生がものづくりや工学の勉強に興味を持ってもらえたらうれしい」と期待していた。

 乗車は1回100円。時間は午前9時から午後5時まで。