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コラム 記者ワープロ

地域に根差し活動 一関文化賞

(11/3)

2団体1人を選定
 一関市のNPO法人一関文化会議所(内田正好理事長)の2016年度「一関文化賞」の受賞者が決まった。生活文化部門で室根町第12区自治会、芸術文化部門でいわい美術振興協会、人づくり部門でエッセイスト齋藤初美さん(78)=同市萩荘=の2団体、1人が選ばれた。表彰式は、8日午後2時から同市上大槻街のホテルサンルート一関で行われる。

 同自治会は1992年、地域の活性化と世代間交流の促進を目的に「水車のある集落づくり構想」を策定。広葉樹の植樹による水源涵養(かんよう)の森づくり、水車小屋の復元、環境保全型農業の推進などを展開してきた。矢越山に「ひこばえの森」を整備し、宮城県のカキやホタテ養殖漁師らと連携した「森は海の恋人植樹祭」で植樹を継続。森から川、海につながる生態系の保全に貢献している。

 同協会は93年、旧一関市と両磐地域が一体となって美術を振興しようと、芸術愛好家有志で結成。各自が腕を磨くほか、美術展、小品展、デッサン展などで年数回作品を発表している。子ども文化祭展示部門に協力し、児童生徒の育成に寄与。著名人による美術講座、県内外の美術館を訪問する研修会などを市民の参加を募って開催し、一関地方の美術的環境づくりに努めている。

 齋藤さんは農村の魅力を次世代に伝えようと70年、農業の未来をつづった随想「明日をつかむ」を初出版。地域の伝承を題材にした小説「梟(ふくろう)の挽歌」などを執筆した。2010年からは地元の有志と豆新聞「桑団魂(こだま)」を発行。活気ある地域づくりを目指し、史跡マップの作製、古里の写真展などを主導し、地域の歴史や文化を掘り起こしながら発信までを担う。

 同賞は文化的な魅力あるまちづくりに取り組む個人、団体の中から選定されている。