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コラム 記者ワープロ

80メートル雑巾掛けレース なかなか… 旧達古袋小

(11/7)
県内外の21人が長い廊下で雑巾掛けのタイムを競った「なかなか雑巾がけ80メートル競争」

県内外の21人が長い廊下で雑巾掛けのタイムを競った「なかなか雑巾がけ80メートル競争」

県内外21人が挑む

 一関市萩荘の旧達古袋小学校で6日、119メートルの長い廊下を生かしたレース「なかなか雑巾がけ80メートル競争」(NPO一関のなかなか遺産を考える会、達古袋農業教育協会主催)が行われた。県内外から出場した老若男女が廊下をから拭きしながら勢いよく駆け抜け、タイムを競い合った。

 同校はかつて日本一長い廊下を持つ小学校として知られ、2014年には見る人を「なかなかだ」とうならせる「なかなか遺産」に認定された。レースはこの校舎を活用し、魅力を発信しようと開催。6回目の今回は市内をはじめ、宮城県北地域、新潟県、同イベントに協賛した放送大岩手学習センターなどから計21人が出場し、80メートルの区間を雑巾掛けした。

 出場者は真剣な表情でスタートラインに並び、開始の合図とともに勢いよくダッシュ。豪快な足音を立てて一直線に廊下を拭いていく子供がいた一方、長い廊下の途中で足がもつれて転んでしまう大人の姿も。観客から「頑張れ」「あと20メートルだよ」などと声援を受けてゴールし、息を切らしながらも爽やかな笑顔を見せていた。

 30秒台でゴールし、女性で1位となった金野尋世さん(28)=同市真柴=は「長い距離の雑巾掛けは初めてで緊張したが、自分のペースで走ったらすんなりゴールできた。皆さんの温かい応援もあり、楽しい体験だった」と喜んでいた。

 レース後は「明後日朝顔収穫祭」と銘打ち、大学教授らによる講演や長い廊下で料理を振る舞う「ながなが廊下レストラン」のイベントが行われた。NPO一関のなかなか遺産を考える会の阿部えみ子事務局長は「達古袋小は地域の宝。さまざまなイベントを通じ、教育の歴史や建築物としての価値を伝えていきたい」と話していた。

記者も参戦! から拭きの難しさ実感

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 何事も体験と飛び入り参加したのが、悲劇の始まりだった。子供たちが無邪気に駆け抜ける様子を見て、これは大丈夫そうだと思ったのもつかの間。かがんだ姿勢でスタートラインに並ぶと、目線が低くなったためか、80メートル先がかすんで見えた。一気に不安が襲ってきたが、破れかぶれでダッシュ。乾いた雑巾は体重を掛けて押さえていないと、すぐにすっぽ抜けてしまう。最後まで力加減が分からず、バランスを崩して何度も転ぶ羽目になった。「もうすぐだよ」「落ち着いて進もう」との声援に励まされ、50秒近くかかってゴール。お世辞にも良い結果とは言えなかったが、温かい拍手で迎えられて達成感がこみ上げた。単なる雑巾掛けと甘く見ることなく心身を鍛え、次回こそ上位を目指したい。(報道部・増子智絵美)