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コラム 記者ワープロ

後継者不足が課題 若い労働力確保を

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地域農業の課題について話し合った一関地方農業農村指導士協会と関係機関との意見交換会

地域農業の課題について話し合った一関地方農業農村指導士協会と関係機関との意見交換会

一関地方農業農村指導士協会
関係機関と意見交換

 一関地方農業農村指導士協会(葛西信昭会長、会員26人)と県などの関係機関は18日、一関市竹山町の一関地区合同庁舎で2016年度の意見交換会を開いた。各機関・団体の取り組み状況を説明した上で課題を出し合い、若手後継者の育成や不足する労働力の確保、女性の感性を生かした農業経営の必要性などに認識を深めた。

 初開催した15年度に続いて2回目となった同日は同協会員6人と、県、市、平泉町、JAいわて平泉など関係機関・団体の担当者ら19人の計25人が出席した。

 葛西会長は冒頭のあいさつで「国では攻めの政策を展開しようとしている。農商工連携についても意見交換できればと思う。地域の農業を見た時に中核農家の担い手不足が危機的状況で、集落営農も果たして地域の農業を守れる人材がいるのか。意見交換を通じて未来に向けて発展していきたい」と述べ、今後の連携に期待を寄せた。

 同協会員からは、後継者不足、労働力不足に関する発言が多く出された。千葉郁也さんは「長年農業に携わっているが、周りに若い人がなかなか増えていない」と説明。産直活動をしている千葉なか子さんは「80代に近い70代の会員が多く、会員も減ってきた」として活動に支障を来している状況を述べた。

 小菊栽培を手掛ける藤野寿美さんは「労力の問題が一番だ。先輩たちがリタイアし、(出荷)目標がなかなか達成できなくなってきた」と繁忙期の需要に対応が追い付かなくなっている現状を吐露した。

 トマト栽培と加工用ニンジンの生産に取り組む小野寺勝義さんは「食害も多く、周囲の山の整備も農村整備での課題になると思う」と述べ、地域農業を守る観点から農業法人が個人農業者を育成していく必要性も指摘した。