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コラム 記者ワープロ

職場環境づくり学ぶ 岩手、宮城県境4市町 介護従事者が研修

(11/25)
介護現場の人材育成、離職防止をテーマに始まった介護従事者向け研修

介護現場の人材育成、離職防止をテーマに始まった介護従事者向け研修

 介護現場の人材育成と離職防止が課題となる中、介護サービス事業所の管理者や施設長らを対象にした介護従事者向け研修(トップセミナー)が24日、一関市花泉町の花泉宿泊交流研修施設(花夢パル)で始まった。共通課題を抱える一関、平泉両市町と宮城県の栗原、登米両市の共催で初めて企画。4市町内の介護従事者が参加し、良好な職場環境づくりやメンタルヘルスケア、円滑なコミュニケーション方法などについて学んでいる。25日も開催される。

 研修は、全産業と比較しても離職率が高い傾向にある介護職員の職場定着が狙い。類似の研修は県庁所在地や中央組織がある県央部での開催が多く、移動時間のロスが大きい県境地域からは参加しにくいため、同一の生活圏、経済圏、医療圏で同じ課題を持つ4市町が広域連携事業として開いた。

 同一内容で2日間の日程を設けたところ、4市町から約90人の申し込みがあり、初日は46人が受講した。

 講義に先立ちあいさつした一関市長寿社会課の千葉芳朗課長は「介護職員の職場定着は県境、市町村境という行政サービスの境があっても生活圏域が同じ4市町で重要な課題の一つ。将来にわたって人材の質、量がともに確保され、サービスが安定的に提供されるよう連携した取り組みが必要だ」と意義を強調し、今後も研修機会の提供に努める考えを示した。

 講師を務めたインソースの手塚英樹氏は、介護サービス事業所の管理者、監督職員として必要な職場環境の維持向上やコミュニケーション能力、メンタルヘルスケア、適切な業務指示、「褒める(認める)」「叱る(注意・指導)」などについて詳しく解説。

 このうち、メンタルヘルスケアについては「人は年を重ねるごとに多くのストレス要因に直面する。どの要因で、どの程度ストレスとなるかは人それぞれだ」と指摘し、部下の様子の変化やレベルに応じた業務選択などの大切さを呼び掛けた。

 4市町は、2016年度から観光分野を中心に広域連携。4月と10月に首長懇談会を開催するなど、共通課題の解消に向けた取り組みを強化している。