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コラム 記者ワープロ

商業施設に共通投票所 市選管 環境改善案議会へ提示

(11/26)

「当日」半減の方向

投票環境改善案が示された一関市議会議員全員協議会

投票環境改善案が示された一関市議会議員全員協議会

 一関市選挙管理委員会(伊藤夫委員長)は、次期市長選・市議選からの実施を目指す投票環境改善案をまとめ、25日、市議会に示した。期日前投票所に加え、共通投票所を商業施設2カ所に新設する一方、当日投票所122カ所を市町村合併時の小学校区を中心とする62カ所に再編。投票率は2017年秋を見込む市長選、市議選で前回比3%増を目指す方針だが、議員からは徒歩で当日投票所に出掛ける有権者にとっての難点を指摘する意見もあり、今後議論を呼びそうだ。

 今年6月の改正公職選挙法施行に伴い市選管は今年度、設置可能となった共通投票所の開設を含め、望ましい投票環境の在り方について全体的な見直しを議論してきた。

 市議会に示した改善案では、有権者が投票しやすい環境を整備することで投票率向上を図ることを目的に、期日前投票所と当日投票所として利便性の高い商業施設2カ所(イオンスーパーセンター一関店、千厩ショッピングモールエスピア)に共通投票所を設ける計画。投票所となる施設は、高齢者や障害者らの利用に配慮し、バリアフリー化していて、駐車場が確保されている公共施設、商業施設を基本に選定する。

 全投票所をオンラインで接続することで二重投票を防止するが、従来の当日投票所122カ所全てのオンライン化は難しいことから、市町村合併時の小学校区を中心に当日投票所を半減させ、共通投票所を含めた当日投票所を64カ所とする。

 また、過去の傾向から市役所各支所に設ける期日前投票所の開設時間を一部短縮。投票所再編に伴い、有権者が市営バスなどで期日前投票所に出掛けられるよう往復無料券を発行するほか、当日投票所が廃止され、市営バスなどが運行されていない投票区に対して市直営の無料送迎バスを運行し、移動手段がない有権者を支援する。

 当日投票所を半減させる改善案に対して議員からは「市民、主権者に対する態度として基本がおかしい」「大きな禍根を残すことになる。もっと時間をかけて議論しなければならない」と慎重な意見が出された。

 市選管は来年1月発行の市広報に改善案を掲載するほか、住民説明会とパブリックコメント(意見公募)を実施して市民の意見を聴くことにしている。