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コラム 記者ワープロ

八木澤商店 薬膳鍋スープ開発 地元食材生かし赤、白2種

(12/3)
開発し売り出した薬膳鍋スープセットをPRする八木澤商店の河野社長(左)と加藤さん(右)、千葉さん

開発し売り出した薬膳鍋スープセットをPRする八木澤商店の河野社長(左)と加藤さん(右)、千葉さん

 一関市大東町に工場を持つしょうゆ製造・販売の八木澤商店(本社陸前高田市矢作町、河野通洋代表取締役社長)は、一関商工会議所の農商工連携事業で新商品「薬膳鍋スープセット」を開発した。国際資格を持つ薬膳調理師と連携し、地元食材にこだわって作り上げた。鍋用スープは同社初。関係者は、地元の農産物に付加価値を付ける新たな商品開発に意欲を見せている。

 2日に一関市駅前の同商議所で発表会が開かれ、河野社長、同市千厩町のマリアージュ総調理長で中華中医薬学会認定国際薬膳調理師の千葉俊博さん、同商議所の担当者らが開発経緯や特徴などを紹介した。

 同社が鍋用の薬膳スープの開発を同商議所に相談。商議所が千葉さんを紹介し、3月から3者で企画コンセプトの立案、商品試作などを進めてきた。

 新商品「薬膳鍋スープセット」は、同社のしょうゆをベースにした「赤」と、地元産米のペーストを使った「白」の2種類。「赤」には大東町産の唐辛子やさんしょうなどを合わせ、辛みがあって血行を良くし冷え症の改善などに効果があるという。「白」はココナツミルクやナツメ、野田村産の塩などを加え、甘みがあってまろやかな味わい。胃腸の調子を整える効果が期待される。

 「地元の素材を生かすことに苦労した」と同社商品開発担当の加藤千晶さん。千葉さんは「薬っぽさが感じられる薬膳を日本人の口に合うよう改善。化学調味料は一切使っていない」と特徴を説明した。

 同社はこれまでそのまま食べるスープも開発し、大東町の工場で製造し販売しているが、鍋用はこれが1作目。河野社長は「地域の素材、技術を持った方とつながったことで商品の販売にこぎ着けた」とさまざまな結び付きの成果と強調。「地域の農産物にいかに付加価値を付け、売り出し広めていくかが大きな仕事。生産者との交流を深めることでさらに価値を高め、商品開発も進めていきたい」と期待を込めた。

 「薬膳鍋スープセット」は、ゆず胡椒(こしょう)、生七味などを組み合わせた1組が4000円。2000組限定で、インターネットとファクスでの申し込みのほか、本社、陸前高田市内の一本松店で販売している。2017年度も10月ごろの販売開始を予定している。

 問い合わせは同社=0192(55)3261=へ。