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コラム 記者ワープロ

寒風受け味わい深く 凍り豆腐生産本格化・萩荘

(12/15)
一関市萩荘の千葉さん方の干し場にずらりと並ぶ凍り豆腐。地元の女性らが朝早くから作業に精を出している

一関市萩荘の千葉さん方の干し場にずらりと並ぶ凍り豆腐。地元の女性らが朝早くから作業に精を出している

 一関市萩荘字居留の千葉敬一さん(74)方で、昔から鍋物や正月料理の具材として人気が高い凍り豆腐の生産が本格化している。寒風が吹きすさぶ中、地元住民らがさおに豆腐をつるし、江戸時代末期から約160年続く伝統の味作りに精を出している。

 同地区では1846(弘化3)年、現在の宮城県大崎市の岩出山へ出稼ぎに行った住民が凍り豆腐の製法を学び、古里に広めたとされる。かつては最大約40戸で作られていたが、現在は千葉さんが数少ない担い手の一人となった。

 凍り豆腐は、生の豆腐を凍らせて冷蔵庫で3~5日寝かせた後、屋外で10日ほど天日干しして作る。今季は3日に作業がスタート。14日も冬空の下、千葉さん夫妻や近隣に住む女性らが朝早くから豆腐16枚を一つづりにしてイグサで編み、さおにつるして次々と干し場へ運んだ。

 千葉さんは「昼と夜で寒暖の差が大きいほど、出汁がしみ込みやすい良質な凍り豆腐になる。今年は農作業が遅れて生産時期がずれ込んだが、天候に恵まれいつも以上においしく仕上がっているので、ぜひ味わってほしい」と語っていた。

 16枚入り、32枚入りの2種類を袋詰めし、合計6000袋を出荷。県内のスーパーや産直で販売するほか、個人からの注文も受け付ける。