ホーム 県内外 一関・両磐 胆江 北上 花巻 動画ニュース
2017年1月
« 12月  
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031 
コラム 記者ワープロ

岩銀千厩支店 和紙に細密植物画 元歯科医遠藤さん

(12/21)
岩手銀行千厩支店で開かれているロビー展「遠藤芳春展-路辺の花&硯たち」

岩手銀行千厩支店で開かれているロビー展「遠藤芳春展-路辺の花&硯たち」

硯と合わせ展示

 一関市千厩町の岩手銀行千厩支店(千葉知己支店長)で、同町の元歯科医遠藤芳春さん(69)による硯(すずり)、植物画を集めたロビー展「遠藤芳春展-路辺(みちのべ)の花&硯たち」が開かれている。

 遠藤さんは1973年に町内で歯科医院を開業。同市東山町で産出し、硯に使われる紫雲石、同町で作られている東山和紙にみせられ、硯を削り、筆を握って多くの傑作を生んできた。

 作品の多くは紫雲石硯と山野草を描いた植物画。平泉町の中尊寺・金色堂の螺鈿(らでん)細工に感銘を受けて始めたという「紫雲螺鈿硯」は、螺鈿の技法で修飾した細工が目を引く。

 95年に病に倒れ制作からは遠ざかったが、盛岡市の岩手銀行中ノ橋支店などで作品展を開催。歯科医院には飾っていたものの、千厩町内での本格的な作品展示は今回のロビー展が初めてという。

 ロビー展には、遠藤さんの「自由な発想」から生まれた紫雲石硯11点をはじめ、フクジュソウやフキノトウ、ユキヤナギなどの山野草を細密に描いた植物画20点余り、手紙や絵はがきなども飾った。

 植物画は遠藤さんがお気に入りの東山和紙に描かれ、掛け軸やびょうぶとして展示。妻の育子さん(69)は「紫雲石硯、東山和紙を素晴らしい宝物と言っており、近くで作られていることを多くの人に知ってもらいたいと開いた。喜んでもらうことがリハビリの励みにもなる」と語っていた。

 ロビー展は30日まで。同千厩支店の営業時間のみの開場。